縮緬遊戯堂
ファイアーエムブレム
新・紋章の謎〜光と影の英雄〜

《支援会話》


【カチュア×ミネルバ C】
カチュア
よし・・・。
まだ鎧も槍も持ちそうね。

ミネルバ
武具の手入れに余念がないですね、カチュア。

カチュア
もちろんです。
ミネルバ様からお預かりした大切な武具ですから。

ミネルバ
大切にするのもいいですが、戦の最中に壊れてもいけません。
見切りをつけることも大事ですよ。

カチュア
はい。でも・・・この鎧には愛着があるものですから。

ミネルバ
白騎士団の鎧ですか・・・。

カチュア
竜騎士団の雄大な姿に隠れて、長い間白騎士団は軽んじられ縮小の道を歩んでいました。
白騎士団が復興できたのは、ミネルバ様の王への進言のおかげです。
感謝してもしきれません。

ミネルバ
私はただ、竜にも勝るペガサスの魔法耐性の高さと飛行能力について話したまでです。
数少ない機会を活かして白騎士団の実力を証明したのはあなたたち三姉妹の手柄ですよ。

カチュア
その機会をいただけたのもミネルバ様のおかげです。
この度の戦でも、白騎士団の実力を大陸中に知らしめるつもりです。

ミネルバ
・・・そうですね。
あなたたちの機動力は、今回も戦の要を握ることでしょう。
期待していますよ、カチュア。



【カチュア×ミネルバ B】
ミネルバ
よしよし・・・。
お前にも無理をさせていますね。
しかし戦はまだ終わっていません。
もう少しの間、私に力を貸してください。

カチュア
飛竜のお世話ですか、ミネルバ様?
仰っていただければ私が代わりにいたしますが。

ミネルバ
いえ、これは私の務めです。
飛竜と乗り手の間に信頼関係が無ければ実戦で思うように戦えませんからね。
ペガサスのしつけと同じですよ。

カチュア
なるほど・・・。
しかしお詳しいですね、ペガサスのしつけのことまでご存じとは。

ミネルバ
私もかつてはペガサスの乗り手でしたから。

カチュア
そうだったのですか?存じ上げませんでした。
・・・・・・・・・・・・・・・。

ミネルバ
どうしました?

カチュア
・・・ミネルバ様は何故ペガサスから飛竜へ乗り換えたのですか?

ミネルバ
興味がありますか?

カチュア
はい・・・。
申し訳ありません、出過ぎたことを聞きました。

ミネルバ
構いませんよ。
それほど込み入った話ではないですから。
簡単な話・・・私は強くあらねばならなかったからです。
マケドニアは決して大国ではありません。
それでも独立国家として列国と渡り合えているのはひとえに竜騎士団という軍事力を有するがゆえ。
強きマケドニアの象徴である王族は飛竜の乗り手でなければいけない・・・。
だからペガサスを森に返し、飛竜のムチを手にしたのです。

カチュア
そうだったのですね・・・。

ミネルバ
私に背中を許してくれたあのペガサスは、今もマケドニアの森にいるのでしょうか・・・。
戦が終わって平和が訪れたら様子を見に行きたいものです。
・・・そろそろ軍議の刻限ですね。
先に行きますよ、カチュア。

カチュア
ミネルバ様は平和を愛する優しいお方・・・。
あの方に本当に相応しいのはペガサスの白い翼なのかもしれない・・・。



【カチュア×ミネルバ A】
カチュア
いかがでしたか?
私のペガサスの背中は。

ミネルバ
ありがとう、カチュア。
あなたのおかげで楽しいひとときを過ごせました。

カチュア
喜んでいただけて恐縮です、ミネルバ様。

ミネルバ
ペガサスの背の上で感じる風は柔らかいですね・・・。
飛竜の背で感じる風は、まるで刃のようですから。
戦で張りつめた私の心も幾分柔らかくなったようです。

カチュア
私でよければまたいつでもお申し付けください。
ですが・・・。

ミネルバ
なんですか?

カチュア
マケドニアの森で再び自分のペガサスにまたがれば、より一層安らげるかと。

ミネルバ
・・・優しいのですね、カチュア。
そうですね、いつの日かあなたと並んで柔らかい風に包まれることを楽しみにしています。

カチュア
はい・・・。
その日は一日でも早く訪れるよう、微力ながらお力添えいたします。



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【カチュア×エスト C】
エスト
カチュア姉様!
今日は姉様にプレゼントがあるのよ。

カチュア
あら、ありがとう。何をくれるの?

エスト
幸運を呼ぶ槍よ。
これで敵をやっつけるごとに幸運が舞い込んでくるんだって。

カチュア
呪われてるんじゃないの、それ・・・?

エスト
なんでも、この槍の使い手は
みんな昇格したり、恋人ができたり、お金を拾ったりしたとか・・・。

カチュア
胡散臭いわね・・・。
幸運とはそんな物に頼らず、自分の力で引き寄せるものよ。

エスト
いらないの・・・?
せっかく姉様のためにお店から仕入れてきたのに・・・。

カチュア
・・・仕方ないわね。
じゃあ、いただくわ。

エスト
渋々もらったふりして、後でこっそり使うんじゃ・・・。

カチュア
使いません!

エスト
うーん・・・。
この感じだと、店頭に出しても売れそうにないなあ。
じゃあ姉様、こんなのはどう?
槍の先に斧と剣がついている最新作なんだけど・・・。

カチュア
エスト、試作品を私のところに持ってきて
品定めするのはやめなさい・・・。


【カチュア×エスト B】
カチュア
エスト・・・。
以前から聞いてみたいことがあったんだけど、ちょっといい?

エスト
なあに?

カチュア
アベルと一緒にお店を始めたとは聞いていたけど、
武器まで扱っていたなんて・・・。
そんなに手当たり次第に仕入れて、生計はちゃんと立っていたの?
あなたのことだから思いつきで始めたんじゃないかと心配していたのよ。

エスト
思いつきじゃないよ。
まず、実戦でいつも使っているから武器の目利きは確かでしょ?

カチュア
確かにそうでしょうけど・・・。

エスト
マケドニア軍とアリティア軍にツテがあるから
お客さんにも困らないし。

カチュア
そうね。二人とも軍にいたものね。

エスト
武器は使っていくうちに壊れるものだから
売り先が無くなることもないわ。

カチュア
なるほど・・・。

エスト
ペガサスで運べば運輸にも困らないし・・・。
姉様?どうしたの?

カチュア
うん・・・、あなたって頼りないように見えて
意外としっかりしてるのね。

エスト
そんなことないよ。
困ったときはいつも姉様たちに頼りきりじゃない。

カチュア
それも改めて考えてみると
要領がいいってことなんじゃないかと思えてきたわ・・・。



【カチュア×エスト A】
カチュア
やあぁっ!

エスト
きゃあっ!

カチュア
あっ・・・。ごめんなさい、エスト・・・。
怪我はない?

エスト
心配しないで。
ちょっと擦りむいただけ。
でも・・・、今日の姉様は少し怖いわ。

カチュア
そう・・・?
稽古に身を入れ過ぎたみたいね。
今日はこれくらいにしておきましょう。

エスト
カチュア姉様・・・、はっきり言って。
わたしのこと、嫌いになったの?

カチュア
そんなはずないじゃない。何を言うのよ。

エスト
だって・・・今日の姉様は恨みでもぶつけるみたいに
強引だったもの・・・。
ねえ、気に入らないところがあるなら直すから・・・。
わたしを嫌いにならないで・・・!

カチュア
泣かないで、エスト・・・!
ごめんなさい、悪いのは私なの。
あなたとアベルのことを思い出したら胸が苦しくて・・・。
無性に腹が立って・・・そんな自分が嫌で嫌でたまらなくて・・・。
あなたが悪いわけじゃないの。
私の心が弱いせいで・・・。ごめんね、ごめんね!

エスト
・・・ふーん。
さてはカチュア姉様、好きな人がいるのね?

カチュア
・・・?あ、ああーっ!
騙したわね!

エスト
わたしだっていつまでも泣いてばかりじゃないわ。
意地悪な姉様が悪いのよ。

カチュア
・・・ごめんなさい。

エスト
許してあげる。
ただし、姉様の好きな人が誰なのか教えてくれたらね。

カチュア
なな、何を・・・。

エスト
とぼけても駄目。
カチュア姉様はウソをつくのがとっても下手なんだもの。
わたしが姉様の相談に乗るわ。
ね、たまにはわたしを頼ってよ。

カチュア
・・・・・・・・・・・・・・・・・・っ!

エスト
あ・・・姉様、逃げた。
もう、カチュア姉様って
時々わたしよりも子供っぽいんだから。
次に捕まえたら絶対に話を聞かせてもらうわよ。



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