縮緬遊戯堂
ファイアーエムブレム
新・紋章の謎 〜光と影の英雄〜

《支援会話》


【マイユニット男×マジ C】
マイユニット男
あなたは・・・マジ殿だな。

マジ
お、あんた、おれのこと分かんのかい?

マイユニット男

ああ、分かる。

マジ
そうか、あんた。なかなか見所があるじゃねえか。
おれとサジの奴は全然似てねえのに、やけに間違えられることがあってよ。
おれも困ってたんだ。

マイユニット男
ああ、それは分かる気がする。

マジ
確かに同じタリス傭兵だし、同じように木こりやってるし。

マイユニット男
口調も似ているな。

マジ
あー、まあそうだがな。
けどおれとあいつは全然違うんだ。
例えば、そうだな・・・。
そう、顔だ!
おれの方がどうみても男前だろ?

マイユニット男
男前・・・。

マジ
ああ、この顔をよーく見てみな。
顔のことだけは、あいつも認めざるをえねえだろうな。
あんただって、男前の方ってことでおれを覚えてたんだろ?
男前の方がマジだって、見りゃすぐ分かるのになあ。

マイユニット男
そ、そうだな・・・。



【マイユニット男×マジ B】
マジ
サジの野郎はほんとにお節介な奴でよ・・・。
昔、おれが一人で山賊ども十人を相手しようとしてた時、
無茶だ、やめろってうるせーったらねえ。

マイユニット男
でも、サジ殿の言葉ももっともだ。
一人で十人は・・・。

マジ
あーけどな、村が襲われかけてたんだぜ。
おれはその村のことは知らねえ。
でも多分、おれの村みたいに平和に暮らしてる人たちがいたんだ。
それが、あんな山賊共のせいで潰されようとしてる・・・。
そう思ったらほっとけねえよ。
あんただって、分かるだろ?

マイユニット男
ああ、よく分かる。それは許せない。

マジ
おう、分かるかい。
あんたとは気が合うな。それに比べてサジの奴はよー・・・。



【マイユニット男×マジ A】
マジ
そんなわけでさ、サジの奴は本当に困った奴なんだが・・・。
あいつとは腐れ縁って奴でな。
ずっと相棒だったわけだ。

マイユニット男
お互い認め合ってるんだな。

マジ
馬鹿言え。そんなわけねえよ。
おれたちは顔つき合わせりゃ喧嘩ばかりなんだぜ。
・・・ただ、一つだけあんな野郎にも良いとこがあってな。
仲間思いってところだ。

マイユニット男
仲間思い・・・。

マジ
ああ、そうだ。
あいつにとって長く付き合った仲間は家族も同然、いやそれ以上だ。
あいつはそういう仲間のためなら自分の命だって惜しまねえ。
そんなわけで、あいつは何かとおれにお節介やくわけさ。
あいつは仲間を見捨てねえ。何があってもな。
おれに何かあったら、あいつがいる。
だから、おれは無茶できるんだ。

マイユニット男
やっぱり、二人は認め合ってるんだな。

マジ
ば、馬鹿言え、そんなわけねえよ。



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【マイユニット男×リンダ C】
マイユニット男
改めて自己紹介させていただく。
おれは(マイユニット)、マルス様の近衛騎士だ。

リンダ
わたしはリンダ。
ミロア大司祭の娘よ

マイユニット男
ミロア大司祭?・・・有名な方なのか?

リンダ
え、お父様を知らないの?

マイユニット男
あー・・・すまない。無知を許してくれ。
おれは田舎の出なんだ。
きっと高名な方なのだな。

リンダ
ええ。アカネイア・パレスでお父様を知らない人はいないわ。
素晴らしい司祭でみんなから尊敬されてた。
わたしもお父様みたいになるのが夢だった・・・。

マイユニット男
そうか。一度お会いしてみたいな。
アカネイアにおられるのか?

リンダ
・・・亡くなったわ。
魔王ガーネフに殺されたの。

マイユニット男
そうか・・・。すまなかった。

リンダ
いいの。気にしないで。
あなたのご家族は?

マイユニット男
今はいない。
家族は祖父だけだったが・・・、その祖父もこの間亡くなった。

リンダ
そうだったの。ごめんなさい・・・。

マイユニット男
いや、いいんだ。
なんというか、お互い一勝一敗というか・・・、貸し借りなしというか・・・。

リンダ
お互い様?

マイユニット男
そう、それだ。

リンダ
ふふっ・・・。変わった人ね。
いいわ、(マイユニット)。これからよろしく。

マイユニット男
ああ、こちらこそ。



【マイユニット男×リンダ B】
マイユニット男
ああ、リンダ。
いいところに来た。

リンダ
どうしたの、それ?

マイユニット男
近くにイチゴの実がなってたから、取ってきたんだ。
美味しそうだろ?君も食べるといい。

リンダ
え?これイチゴの実なの。

マイユニット男
もしかして、食べたことないのか?

リンダ
も、もちろんあるわよ。
でも、わたしがパレスにいた時にニーナ様と食べたイチゴの実は・・・
もっと形が整ってて赤々としてたけど・・・、これは形も不揃いだし、色も違うわ。

マイユニット男
そうなのか?
山で見るのは大抵こういうものだぞ。

リンダ
そうなの。
わたし、パレス育ちで野山のことは詳しくないから・・・。

マイユニット男
・・・田舎者で悪かったな。
まあいい、ほら、食べてみるといい。

リンダ
あ、ありがと。
・・・ん・・・。

マイユニット男
どうだ?

リンダ
美味しい・・・!
パレスで食べたものよりずっと美味しいわ。

マイユニット男
そうだろうそうだろう。
とってきたばっかりだからな。

リンダ
あなた凄いのね。
ねえ、今度わたしも一緒に山に行っていい?

マイユニット男
構わないが・・・その格好で山は危険だぞ。

リンダ
その格好って?

マイユニット男
・・・その、君のローブはかなり薄いみたいだからな。
木の枝に引っ掛けたらすぐあちこち破れてしまう。
そうなったら・・・。

リンダ
あ・・・・・・。

マイユニット男
・・・・・・。

リンダ
め、目をそらさないでよ。
こ・・・こっちが恥ずかしくなってくるでしょ。
これはお父様からいただいた大切なローブなの。
恥ずかしくなんてないんだから・・・。

マイユニット男
そ、そうか。すまない。



【マイユニット男×リンダ A】
リンダ
ねえ、(マイユニット)。
このお守り、あなたにあげる。

マイユニット男
これは・・・?

リンダ
パレスで流行ってた幸運のお守り。
身に着けているとね、災いから身を守ってくれるんですって。

マイユニット男
え?いいのか、こんな高そうなものを?
・・・イチゴの実なら、別にまたとってくるぞ。

リンダ
あのね・・・、イチゴの実をねだりたくてあげるんじゃないわよ。
そうじゃなくて、あなたは今までずっと、戦場でわたしを守ってくれたでしょう。

マイユニット男
ああ・・・、だがそれはお互い様だろう。
君がいてくれるおかげでおれも今まで戦えたんだ。

リンダ
・・・ねえ。
あなたはどうして、わたしを守ってくれたの?

マイユニット男
おれもリンダも、お互い家族がいない身・・・。
そう聞いていたからな。
戦いで見かける度に・・・うまく言えないが、守りたい気持ちになった。

リンダ
そう。わたしもそう・・・。
だからあなたを守りたかった。
時の流れって不思議ね。
始めはなんとも思ってなかったのに・・・一緒に戦ってるうちに、そんな気持ちになったの・・・。

マイユニット男
リンダ・・・。

リンダ
だ、だからね、これをあげるの。
戦いではあなたの方が危険でしょ。
遠慮しないで受け取りなさい。

マイユニット男
そうか。それならありがたくもらっておこう。

リンダ
大切にしてね、それ。

マイユニット男
ああ、もちろんだ。



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【マイユニット男×パオラ C】
マイユニット男
はっ・・・!はっ・・・!はぁっ!
く・・・・・・駄目か・・・・・・。
さすがに・・・目まい・・・が・・・・・・。

パオラ
(マイユニット)さん!?
だ、大丈夫ですか?

マイユニット男
パオラ殿・・・、だ、大丈夫です。
お見苦しいところを・・・。

パオラ
ふらふらではないですか、あなたらしくもない・・・。
どうしたのです?

マイユニット男
実は最近・・・日課の訓練では・・・物足りなくなってきたため、
試しに訓練量を5倍に増やしてみようかと・・・。

パオラ
そんな急に・・・。
それでは倒れるのも無理ないです。

マイユニット男
だ、大丈夫です。
「訓練が辛い時はもっと訓練せよ」と・・・、祖父からそう教わりました・・・。

パオラ
まあ、いけません。
そんな無理をしては・・・!
ほら、座ってください。小休止しましょう。

マイユニット男
いえ、おれはまだ・・・!

パオラ
小休止しましょう?

マイユニット男
・・・は、はい。

パオラ
そう、それでいいのです。
無理をして訓練を続けても、本当の力は身につきませんよ。
自分の身体に合わせないと。
はい、お水。どうぞ飲んでください。

マイユニット男
ど、どうも・・・。

パオラ
足りなければ汲んできますから、言ってくださいね。
あ、でもまだ無理に動いてはいけませんよ。
いいですね?

マイユニット男
はい・・・。



【マイユニット男×パオラ B】
マイユニット男
あ、パオラ殿。先日はお世話になりました。

パオラ
いいえ、こちらこそ強引にお節介を・・・。
許してくださいね。
わたし、つい人の世話を焼きたくなってしまって・・・。
悪い癖なんです。妹たちにも言われてたのに・・・。

マイユニット男
そういえば、前の戦争の英雄であるマケドニア三姉妹・・・、
パオラ殿はその三姉妹の長女なのですね。

パオラ
ええ。
わたしたち姉妹は両親を早くに亡くしていたから・・・、
妹たちが小さい頃は、わたし、あの子たちのお母さんがわりだったんです。

マイユニット男
分かる気がします。
パオラ殿はなんと言うか・・・包み込むような優しさがある方です。

パオラ
まあ、ありがとう・・・。
そんなふうに言ってもらえるなんて。
あ、そう言えば(マイユニット)さん・・・。
気になっていたのですけど、左肩の具合、大丈夫ですか?

マイユニット男
え、ああ・・・。
確かにここ暫く肩が重い感じです。

パオラ
やっぱり。無理をしていませんか?

マイユニット男
大丈夫です。祖父からは、「体が痛い時は訓練で治せ」と教えられて・・・。

パオラ
まあ、そんな・・・。
無理をして、大切な身体を痛めてしまっては大変です。
見せてください。

マイユニット男
パ、パオラ殿・・・?

パオラ
ほら・・・じっとして。
こうして、指で肩をほぐしてあげると楽になりますよ。

マイユニット男
ど、どうも・・・。

パオラ
緊張せずに楽にして・・・。

マイユニット男
は、はい・・・!

パオラ
(マイユニット)さん?
顔が赤いようですけれど・・・?

マイユニット男
い、いえ!そんなことは!



【マイユニット男×パオラ A】
マイユニット男
パオラ殿、先日もありがとうございました。

パオラ
いいえ、ご迷惑でなければ良かったのだけど・・・。

マイユニット男
迷惑などとんでもない、とても助かりました。
あなたのおかげで、おれはもっと力をつけられる。
マルス様のお役に立てます。

パオラ
(マイユニット)さんはマルス様のために頑張っているのですね。

マイユニット男
はい。それがおれの使命、おれの望みです。

パオラ
そう・・・、良い騎士なのですね、(マイユニット)は・・・。

マイユニット男
パ、パオラ殿・・・!?

パオラ
あ、ごめんなさい。
わたしったらつい・・・頭撫でられるの、いや?

マイユニット男
いえ、ただ・・・びっくりしました。

パオラ
あなたのこと、可愛い弟みたいに思えてしまって・・・、
つい妹たちにしてるみたいに接してしまってたの。

マイユニット男
はは、おれも小さい頃、祖父に褒められた時のことを思い出しました。
パオラ殿、ご迷惑でなければこれからも・・・
おれの訓練を見ていただけませんか?
あなたがいてくれれば、おれはもっと頑張れる気がします。

パオラ
ええ、喜んで。



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【マイユニット男×サジ C】
マイユニット男
あんたは・・・サジだったか?
それともマジ?

サジ
おいおい、おれはサジだぜ。
見りゃ分かるだろ?

マイユニット男
そうだったか。すまない。
あんたたち二人は似てるからな。

サジ
似てる?おいおい、よしてくれ。
あの野郎とおれは全然似てねえだろ。
確かに同じタリス傭兵だし、同じように木こりやってるし・・・。

マイユニット男
口調も似ているな。

サジ
・・・まあそうだがな。
けどおれたちは全然違うんだ。
たとえば、そうだな・・・。
そう、顔だ!
おれの方がどうみても男前だろ?

マイユニット男
男前・・・。

サジ
ああ、この顔をよーく見てみな。
顔のことだけは、あいつも認めざるをえねえだろうな。

マイユニット男
・・・・・・。

サジ
良いか、男前の方がサジ。簡単だろ?
ってわけで、もう間違えねえでくれよ。



【マイユニット男×サジ B】
サジ
マジの奴はほんとに無茶な奴でよ・・・。
昔、マジと一緒に戦ってた時、近くの村が山賊共に襲われそうになったんだ。
そんな時、あいつは一人で村を助けようとしやがってよ。

マイユニット男
立派なことだ。

サジ
けど山賊どもは何十人といやがったんだぜ。
一人でかなうわけがねえ。
だが、あいつはそういうことを考えるより先に動いちまう。困ったもんだぜ。

マイユニット男
その時、あなたは?

サジ
ん?ああ、あんな無茶な野郎ほっといてもいいんだが・・・
何もしねえのも目覚めが悪いしな・・・。

マイユニット男
あなたもマジと一緒に村を守ったんだな。

サジ
ま、ほっとけねえからな。
しょうがなく、だ。
仲間を見捨てるなんてできねえ、あんただって分かるだろ?

マイユニット男
ああ、分かる。

サジ
お、そうかい。あんたとは気が合いそうだぜ。
それに比べてマジの奴はよー。



【マイユニット男×サジ A】
サジ
そんなわけでさ、マジの奴は本当に困った奴なんだが・・・。
あいつとは腐れ縁って奴でな。
ずっと相棒だったわけだ。

マイユニット男
なんだかんだ言って、
認め合ってるんだな。

サジ
馬鹿言え。そんなわけねえよ。
おれたちは顔つき合わせりゃ喧嘩ばかりなんだぜ。
・・・ただ、一つだけあんな野郎にも良いとこがあってな。
あいつには、義ってもんがある。

マイユニット男
義・・・?

サジ
そうだ。義理人情の心ってやつだな。
分かるかい?
弱いやつがいじめられてたら助けに入る・・・そういう男気さ。
あいつはそれがあった。
今回の旅でもよ、マルス様が危ねえって時、あいつは真っ先に志願したんだぜ。
そういう野郎だから、おれも組む気になるんだ。

マイユニット男
そうか・・・。
やっぱりなんだかんだ言って認め合ってるんだな。

サジ
ば、馬鹿言え、そんなわけねえよ。



戻る


【マイユニット男×ジュリアン C】
マイユニット男
ジュリアン殿、お出かけのようでしたが、どちらへ?

ジュリアン
さすがマルス様の騎士、気付くのが早いな。
実は、こっそり情報収集に行ってた。
レナさんの手がかりを探したくて。

マイユニット男
そうでしたか・・・。
レナ殿はあなたの大切な人でしたね。

ジュリアン
ああ。
ごろつきだったオレは、レナさんのおかげで変われたんだ。
オレはどうなっても良い、ただあの人の笑顔を取り戻したいんだ・・・。

マイユニット男
ジュリアン殿・・・。
よろしければおれも何か手伝わせてください。

ジュリアン
え?いいのかい?

マイユニット男
ええ。大切な人のために何かをしたいという思いは、おれもよく分かります。



【マイユニット男×ジュリアン B】
ジュリアン
なあ(マイユニット)さん。
折り入って頼みがあるんだ。
オレに戦いを教えてくれないか?

マイユニット男
戦いを、ですか?
ですがジュリアン殿は盗賊・・・。
戦闘よりも、扉や宝などの後方任務の方が・・・。

ジュリアン
ああ、そうだな。
けどオレは、強くなりたいんだ。
オレがレナさんを守れるように。

マイユニット男
ジュリアン殿・・・。

ジュリアン
レナさんがいなくなってから、オレ、散々あちこちを探してて・・・。
レナさんを見かけた人からも話を聞いた。
その人たちの話では、レナさんは悲しそうな顔で・・・司祭たちに連れられていったって。

マイユニット男
それが・・・・・・?

ジュリアン
レナさんは眠らされたり、操られたりしてたわけじゃなかった。
その時、近くにはオレがいたんだ。
レナさんが叫び声をあげれば、きっとオレも気付いた。
でも、レナさんはそうしなかった。
それは、オレが気付いて助けに入ってもオレじゃかなわないって知っていたからだ。
オレがもっと強い男だったら、レナさんはさらわれずに済んだんだ。
そう思うと自分が許せない・・・。

マイユニット男
・・・・・・。



【マイユニット男×ジュリアン A】
マイユニット男
ジュリアン殿。
訓練はいいが、あまり無茶は・・・。

ジュリアン
ありがとう。
けど、オレはまた失敗はしたくないんだ。
だから・・・。

マイユニット男
ジュリアン殿、あなたがレナ殿のことで自分を責める気持ちは分かる。
だが、おれは思うんだ。
あなたが強くなっても、レナ殿はやっぱり、助けを求めないんじゃないか。

ジュリアン
え?

マイユニット男
レナ殿はただ・・・あなたに危険な目に遭ってほしくなかったんだろう。
誰かが傷つくより自分が犠牲になることを選ぶ・・・。
おれはレナ殿を知らないが、レナ殿はそんな女性な気がする。
違うか?

ジュリアン
・・・・・・。
ああ・・・。レナさんはそういう人だ。
いつだって、自分のことより・・・誰かのために・・・・・・。

マイユニット男
ジュリアン殿・・・。おれも力になる。
一緒にレナ殿を取り戻そう。
あなたの話を聞いているうちに、おれもレナ殿に会ってみたくなった。

ジュリアン
ああ、もちろん。
レナさんに会えば、きっと(マイユニット)さんもレナさんと仲良くなれるさ。
あの人は、本当に天使みたいに優しい人だから・・・。



戻る


【マイユニット男×マチス C】
マチス
ああ、心配だ心配だ・・・。

マイユニット男
?マチス殿?

マチス
心配だ心配だ。
いてもたってもいられない・・・。

マイユニット男
マチス殿、何か心配事でも?

マチス
おっ、よくぞ聞いてくれた。
実はおれ、レナのことが心配でたまらないんだ。

マイユニット男
レナ殿・・・。
いなくなったシスターたちのお一人か・・・。

マチス
レナはおれの妹なんだよ。
可愛い妹がさらわれた。邪悪な企みに巻き込まれたに違いない。
そう思うと心配で心配で・・・。ああ、じっとしていられない!

マイユニット男
気持ちは分かりますが、マチス殿。
少し落ち着いた方が・・・。

マチス
これが落ち着いてられるか!
レナは聖女のように清らかな子なんだぞ!
おまけに美人だ。
そんな子がさらわれたんだ・・・。一体どんな目に遭っていることか・・・。
だめだー!そんなことは兄貴であるおれが許さん!

マイユニット男
あ、マチス殿!・・・一体どこへ?

マチス
レナの居場所が分からん。
・・・しかし、心配でじっとしていられないんだー!

マイユニット男
あ、また・・・。



【マイユニット男×マチス B】
マチス
(マイユニット)、頼みがある。
おれを強くしてくれないか。

マイユニット男
マチス殿を強く?

マチス
心配しても体に悪いばかりだ。
レナの居場所も分からないしな・・・。
それよりも、いざレナの居場所が分かった時、兄貴であるおれが助けてやらねば!
そのために強くなりたいんだ。

マイユニット男
なるほど。それは良いお考えです。

マチス
だってさ、考えてもみてくれ。
他の奴がもしレナを助けるようなことがあったとするだろ。
そしたら、助けられたレナとそいつは、なんとなく良い感じになってしまうだろ?

マイユニット男
はあ・・・。

マチス
どこの馬の骨かも分からん奴に
レナは騙された挙句、捨てられてしまうんだ・・・。
だめだー!そんなことは兄貴であるおれが許さん!

マイユニット男
マ、マチス殿!

マチス
レナに悪い虫がつかないように、兄貴であるおれが強くならねば!
レナのためにおれは最強の男になる!

マイユニット男
承知しました。
おれに手伝えることであれば。

マチス
ああ、頼んだぞ。
けど、出来るだけ体を動かさない訓練が良いな。
ケガでもしたら大変だし・・・。



【マイユニット男×マチス A】
マチス
おー、(マイユニット)じゃないか!

マイユニット男
マチス殿・・・。
最強の男になるための訓練はどうされたのですか?

マチス
あれはやめた。

マイユニット男
もうですか・・・?

マチス
いや、元々無理な話だったんだよ。
人には向き不向きってものがあるんだからさ。
よく考えたらおれがお前に勝てるはずないもんな。
そこでだ!
(マイユニット)、おれの役目はお前に譲りたいと思う。

マイユニット男
え?

マチス
お前ならレナを任せられる!

マイユニット男
そ、そう言われても。

マチス
お前は色々と相談に乗ってくれたからな。
お前が良い奴なのはよく分かっている。
なんだったら、おれのことをお兄さんと呼んでもいいぞ。

マイユニット男
それは結構です。

マチス
遠慮するな、弟よ。
さあ、二人で共にレナを助けよう!
主にお前が中心となって!



戻る


【マイユニット男×リフ C】
リフ
おお、これは(マイユニット)殿。

マイユニット男
リフ殿。

リフ
先日は、危険な所を救って頂き、ありがとうございました。

マイユニット男
いいえ、こちらの方こそいつも傷を負ってばかりで・・・。
ご迷惑を、お掛けします。

リフ
そんな事は、ありませんよ。
(マイユニット)殿の日々の成長に、私はいつも驚かされているのです。

マイユニット男
あ、ありがとうございます。

リフ
ふふ、(マイユニット)殿を見ているとつい、
アリティア修道院の子供たちを、思い出してしまいます。

マイユニット男
アリティア修道院・・・?

リフ
前の戦争後、私が建てた小さな修道院です。
元気な子供が、沢山いますよ。

マイユニット男
なんと!それはご立派な・・・。

リフ
子供たちは、アリティアの自然に触れて毎日たくましく、成長しています。
まるで、(マイユニット)殿のように。

マイユニット男
恐縮です。

リフ
ああ、少々やんちゃなところも似ていますね・・・。

マイユニット男
えっ。・・・リフ殿?

リフ
おっと、失礼。



【マイユニット男×リフ B】
マイユニット男
リフ殿。

リフ
おお、(マイユニット)殿。

マイユニット男
先日の、アリティア修道院のお話ですが・・・。

リフ
ああ。
そのようなお話をしましたね。

マイユニット男
よろしければ、またお聞かせ願えないだろうか?

リフ
ええ・・・。いいですよ。
修道院の近くには、豊かな海がありましてね。
子供たちはよく、そこで遊んでいます。

マイユニット男
それは・・・楽しそうですね。

リフ
はい。
しかし皆、元気が有り余っておりますゆえ・・・たびたび、ケガをする事があるのです。

マイユニット男
む、そこはリフ殿が杖で治療されるのですね。

リフ
いいえ、そうは致しません。

マイユニット男
えっ?それは、何故です・・・?

リフ
人には本来、治癒の力が備わっているのです。
基本的な杖の力は、その部分を補助しているだけに、過ぎません。
子供には、多少のケガをしようと危険なものを知っておいて欲しいと・・・。
私は、思うのです。

マイユニット男
ああ、それは、確かに。

リフ
ですから、私が治癒を行うのは本当に必要な時のみに、しています。

マイユニット男
なるほど・・・。
リフ殿。良い話を、ありがとうございました。

リフ
いえいえ。
このような話で良ければいつでも、お話ししましょう。



【マイユニット男×リフ A】
マイユニット男
あっ、リフ殿。

リフ
(マイユニット)殿。

マイユニット男
あの、先日の・・・。

リフ
修道院のお話、ですか?

マイユニット男
は、はい。
おれの村には、あまり同世代の子が居なかったのです。
恥ずかしながら、修道院の子供たちへの興味が尽きません。

リフ
おや。そのような事情があったとは。
そうですね・・・。
(マイユニット)殿、何か書くものは、お持ちでしょうか?

マイユニット男
あ、はい。これをどうぞ。

リフ
ありがとうございます。では、失礼して。
・・・。
これで、良しと。
(マイユニット)殿、お持ち下さい。

マイユニット男
これは・・・地図?

リフ
はい。
アリティア修道院の位置を、記したものです。

マイユニット男
おお!

リフ
よろしければ、是非一度お越しください。
子供たちもきっと、喜ぶことでしょう。

マイユニット男
はい。ありがとうございます!

リフ
また、やんちゃ小僧が一人増えますな・・・。

マイユニット男
えっ。リフ・・・殿?

リフ
おっと、失礼。


戻る


【マイユニット男×オグマ C】
マイユニット男
オグマ殿。

オグマ
(マイユニット)か・・・。
どうした、改まった顔で。

マイユニット男
お願いがあります。
オグマ殿の戦いの技術・・・おれに学ばせてください。

オグマ
・・・分からんな。
お前は正騎士だろう。一介の傭兵に何を求める?

マイユニット男
オグマ殿は前の戦争の英雄の一人、
今回もたった一人でユミナ王女ユベロ王子を敵城からお救いした方です。
一介の傭兵とは思えません。

オグマ
悪いが、他をあたってくれ。
おれは誰かにものを教えるような人間じゃない。
・・・戦うことしかできん男だ。

マイユニット男
では・・・その戦いを望みます。
一対一でおれと手合わせを願えませんか?

オグマ
何・・・?

マイユニット男
おれの祖父が言っていました。
相手を最もよく知る方法は、戦うことだと。
相手の技はもちろん、
相手の生まれ育ちや性格まで、戦えば全て分かると。

オグマ
・・・なるほどな。お前の祖父は正しい。
だが、分かっているのか?
始めれば・・・冗談では済まんぞ。

マイユニット男
・・・覚悟の上です。

オグマ
・・・いいだろう。来い。

【マイユニット男×オグマ B】
マイユニット男
オグマ殿・・・。

オグマ
どうした、また勝負か。
この間の戦いは・・・決着がつかなかったな。

マイユニット男
いえ、おれの負けです。
最初におれが不意を打たれた時、あなたは手加減した・・・。
そうでなければおれは、二度と戦場に立てない体になっていたでしょう・・・。
学ばせていただきました。
あなたの戦い方は、騎士の戦いとはまるで違う・・・

オグマ
汚い戦い・・・。そう思うだろう?

マイユニット男
・・・以前のおれなら、そう言っていたかもしれない。
ですが、その汚い戦いに対し、おれは何もできなかった・・・。
オグマ殿の戦いは、正規軍の戦い方ではありません。
あれは・・・。

オグマ
剣闘・・・。殺し合いの見世物の戦いだ。
砂で相手の目を潰し、血と脂にまみれた剣で頭を叩き割る・・・。
獣のように吠え猛り、相手が動かなくなっても肉を潰す・・・。
おれはガキの頃にそんな場所に放り込まれ、戦ってきた。

マイユニット男
そんなことが・・・。
そこは恐らく、戦場以上に残酷な場所なのですね・・・

オグマ
お前は知らない方が良い世界だ。
おれももう思い出したくはない・・・これで分かっただろう?
おれはお前の目指す道とは違う場所にいる人間だ・・・。


【マイユニット男×オグマ A】
マイユニット男
オグマ殿!

オグマ
・・・(マイユニット)か。
お前、どういうつもりだ?

マイユニット男
何のことですか?

オグマ
とぼけるな。近頃のお前は戦場で・・・。

マイユニット男
はい。あなたの戦いを見て、学ばせていただいています。

オグマ
言った筈だ。
おれは剣闘出の傭兵。
お前の目指す騎士の道とはまるで違う。

マイユニット男
おれも・・・最初はそう思っていました。
あなたの強さは、剣闘の・・・無法の戦いをくぐり抜けてきた凄みにあると。
でも、その技を盗もうとずっとあなたの戦いを見ていて、分かったことがあります。
あなたは、おれたち騎士と同じ心を持っています。

オグマ
同じ心、だと?

マイユニット男
はい。
あなたの心の中には誰かがいる。
あなたはその人のために戦っている。
違いますか?

オグマ
・・・・・・。

マイユニット男
それが忠義なのか、
それとも別の感情なのかは分かりません・・・。
でも、あなたはその人のために身も心も捧げている。
まるで神聖な騎士のように。
それが、あなたの本当の強さ。

オグマ
・・・・・・。

マイユニット男
祖父の言葉です。
「自分のためだけに戦う人間は確かに強い・・・。」
「だが、真に強いのは誰かのために戦える人間だ・・・。」
戦いは、言葉よりもその人を語ります。
オグマ殿・・・。
剣闘の技と騎士の心を持つあなたを、おれは尊敬しています。

オグマ
・・・・・・。

マイユニット男
だから、これからもお供いたします。
オグマ殿から学ばせてください。

オグマ
・・・とんだ押しかけ弟子だな。
好きにするがいい。

マイユニット男
はい、ありがとうございます!


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