縮緬遊戯堂
ファイアーエムブレム
新・紋章の謎〜光と影の英雄〜

《支援会話》


【パオラ×ミネルバ C】
パオラ
よろしいですか、ミネルバ様。

ミネルバ
パオラ・・・どうしました?

パオラ
わたしに、稽古をつけていただけないでしょうか?

ミネルバ
どうしたのです?
あなたほどの騎士であれば私の稽古など不要でしょう。

パオラ
わたしは・・・自分の弱さを恥じております。
胸の内に秘めた思いがいつかこぼれ落ちてしまいそうで・・・怖いのです。

ミネルバ
・・・分かりました。
詳しくは聞きますまい。
ちょうど私も、決別すべき自分と向き合っていたところです。
久しぶりに、手合わせいたしましょう。

パオラ
ありがとうございます。
では・・・参ります!

ミネルバ
稽古と言えども、手加減は無用。
払えぬ心の闇を槍に込めてかかって来なさい。
いざ!



【パオラ×ミネルバ B】
ミネルバ
・・・・・・。

パオラ
ミネルバ様?

ミネルバ
ああ、パオラ。
また、稽古ですか?

パオラ
はい、そのつもりでしたが・・・。
今日はやめておくことにします。
それよりもミネルバ様。今、何をお考えだったのですか?

ミネルバ
・・・己の未熟を恥じていました。
先の戦乱では、私たち王家の者が相争い、国を疲弊させました。
そして今も・・・私の力が足りぬばかりに国をまとめきれず、
混乱を招き入れてしまった。

パオラ
そのようなこと・・・。

ミネルバ
良いのです。
あなたにもまた、常にない苦労を背負わせてしまっている。
申し訳なく思っています。

パオラ
ミネルバ様・・・。
過ちであれば、正せば良いではないですか。
ミネルバ様の治世。
その理想を信じてわたしはついて参りました。
そしてこれからも、お傍で微力を尽くすつもりです。
ですからどうか、お顔をお上げになってください。

ミネルバ
・・・ありがとう、パオラ。
あなたの言葉、嬉しく思います。
一日も早い祖国復興のため、今しばらくその力を私に貸してください。

パオラ
はい、ミネルバ様。



【パオラ×ミネルバ A】
パオラ
ミネルバ様。
マケドニア王国はこれからどうなってしまうのでしょう?

ミネルバ
分かりません。

パオラ
ミネルバ様・・・。

ミネルバ
ごめんなさい。
無責任なことを言ってしまって。
でも、あなたには正直な気持ちを伝えておきたいのです。
アイオテが建国した我がマケドニア王国は今、
大きな分かれ道に立っています。
度重なる戦争と内乱で疲弊しきった国と民を真に導く者が必要とされている。

パオラ
それは、ミネルバ様が・・・。

ミネルバ
ここ暫くずっと考えていました。
果たして、本当にそれが最良の選択と言えるのかと。
私は、槍を振るうほどにはうまく治世を行なえなかった。
その己の無力、受け止めるべきだと考えます。
そんな私が果たすべき責任とは、
一刻も早くこの戦争を終局に導き、身を退くことではないでしょうか。

パオラ
国を、お捨てになるというのですか?

ミネルバ
捨てるなどと。
私は、マケドニアを愛しています。
私にできることであればどのようなこともいといません。
しかし・・・新しい未来には、新しい血が必要だと思うのです。
あの美しい祖国を真に生き返らせるために新たな息吹を吹き込みたい。
そのためには、古い血である私たち王族は淘汰されるべきでありましょう。

パオラ
そこまでのご決意を・・・。

ミネルバ
まだ、誰にも話していないことです。

パオラ
そのような大切なお話を
なぜわたしなどに?

ミネルバ
ふ・・・。それも、わたしの弱さでしょう。
誰かに聞いて欲しかった。
いえ、誰か、ではありませんね。
最も信頼するあなたにこそ聞いて欲しかったのです。

パオラ
ミネルバ様・・・・・・。



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【パオラ×エスト C】
エスト
パオラ姉さま・・・。

パオラ
どうしたの、エスト?
泣きそうな顔をして・・・。

エスト
わたし・・・またみんなに迷惑をかけてしまって・・・。
また捕まっちゃったし・・・。

パオラ
あら、そうね。
エストが捕まったのはこれで二度目・・・いえ、三度目だったかしら?

エスト
う・・・うぅ・・・。

パオラ
良かったじゃないの、無事に帰ってこられたんだから。
ね、もう過ぎたことは忘れてこれからの働きで取り返しましょう。

エスト
パオラ姉様ぁ・・・。

パオラ
よしよし・・・。
心配しないで、わたしもフォローするわ。
一緒に頑張ろうね・・・。

エスト
・・・・・・・・・・・・・・・。

パオラ
・・・眠っちゃったみたい。
よっぽど悩んでいたのね。
もう、本当にいつまでたっても子供みたいなんだから・・・。



【パオラ×エスト B】
エスト
パオラ姉様・・・。

パオラ
どうしたの、エスト?
そんな顔をして・・・。

エスト
わたし、またアベルを困らせてしまった・・・。
もう迷惑なんてかけたくないのに・・・。

パオラ
・・・・・・・・・・・・・・・・・・。

エスト
姉様?

パオラ
あなたたちの間には固い絆があるじゃない。
アベルはあなたのことを怒っていないと思うわ・・・。

エスト
でも・・・でも、わたし・・・。

パオラ
自分を責めても何も解決しないわ。
そうでしょう?

エスト
うん・・・。ありがとう、姉様。
落ち着いてきたわ・・・。

パオラ
だったらもう大丈夫ね?あとはあなた次第よ。

エスト
ごめんなさい、姉様。
いつも頼ってばかりで・・・。

パオラ
いいのよ、頼ってちょうだい。
可愛い妹に泣きつかれるのは姉の特権だもの。
はい、いってらっしゃい。

エスト
ありがとう、姉様・・・。行ってきます。

パオラ
本当にもう、すぐ泣いて・・・。子供みたいなんだから。
ふふ、でもわたしだって人のこと言えないわよね。
こんなに心が弱くなってるもの・・・。



【パオラ×エスト A】
エスト
・・・ありがとう、姉様。
わたし、もう少し頑張れそう。

パオラ
そう、良かった。
でもその前にちゃんと謝るのよ?

エスト
ええ、分かったわ。
・・・姉様、いつもごめんね。
パオラ姉様だって悩み事があったり辛いことがあるはずなのに。
わたし、甘えてばかり・・・。

パオラ
いいのよ。
わたしはエストとカチュアのお母さんみたいなものなんだから、いくらでも甘えて。

エスト
ねえ、姉様。
わたしたちの本当のお母さんもパオラ姉様みたいな人だったんじゃないかなぁ?
わたしは小さかったからよく覚えてないけど、なんだかそんな気がするの。

パオラ
そんなことないわよ。
わたしたちのお母様はわたしなんかよりもずっとずっと優しい人だった。

エスト
どんなお顔だったの?

パオラ
うーん、難しいわね・・・。
わたしたち三人を足して三で割ったような・・・。

エスト
くすっ。想像つかないなぁ。

パオラ
さ、おしゃべりはこれくらいにして、そろそろ行ってきなさい。

エスト
はーい。行ってきます!

パオラ
頑張ってね。・・・ちょっと疲れちゃった。
わたしもお母様に甘えさせてもらおうかしら・・・。
カチュアにもエストにも秘密の、このペンダント・・・。
わたしだけが知ってる、お母様の形見。
ロケットの中の絵に・・・お母様の笑っているお顔・・・。
ごめんね、お母様。わたしがもっと強くなれたら妹にも会わせるから。
あともう少しの間だけ、わたしだけに笑顔をくれるお母様でいて・・・。



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