すれちがい迷宮
メーカー:任天堂
開発:プロぺ
機種:ニンテンドー3DS
発売年月日:2013年6月18日
価格:500円
ジャンル:RPG


執筆:アルツ社長

映像 音楽 快適性
&操作感
独自性 難易度・
バランス
ボリューム 総合評価
82
プレイ時間…10時間以上
※映像〜ボリュームは10点満点、総合は100点満点
良きかな。 イカンなり。
・パネルを組み合わせ部屋を作る『パズル』要素、迷宮で出会うゴーストとのリアルタイム制で進行する『戦闘』要素、武器の『収集』や『育成』要素、意外な展開(?)を見せる『ストーリー』要素。一見バラバラな要素が絶妙なサジ加減で巧くまとまっていて遊びやすい。

・どっぷり楽しめる作りになっているが複雑さは無い。すれ違い通信の内蔵ソフトという事もあり、手軽に遊べる内容に留まっているのは良し。

・同じ色のパネルを大量に繋げて大部屋を作るほど良いアイテムが出やすいが小刻みに違う色を繋げて敵を出した方が武器を鍛えやすかったりする。要らない色の処理用のスペースを確保しつつ進めたり、意外と深い作り。

・ちょっとおどろおどろしい、んで怖過ぎない感じのBGMが良い味。全体の雰囲気も「ちょっと不気味」程度に留まってるんで、ホラーがダメな人でも安心。
・大きい部屋を作って宝箱の代わりにMiiが出てくるとガッカリする。もらえるカネは明らかに宝箱より少ないわ(同じ条件の宝箱なら1000単位でもらえるのに30Gしかくれなかったり)、アイテムさえくれない事はあるわで散々。せっかくのすれ違い要素がガッカリ要素になっちゃってるのは残念過ぎる。

・すれ違いMiiからアイテムをもらうとピースを穴にはめるパズルにチャレンジできるが、この部分だけはゲーム内からクッキリ浮いており、一体感が無いなあと感じたり。

・武器の属性とか種類とか色々用意されているが、結局の所はあれこれバランスよく鍛えるより1つの武器だけとにかく鍛えた方が強い。また、すぐバッテリー切れになる炎属性とかタメ攻撃が弱い氷属性がクソ性能なので、結局は風一択(暫くはウイングエアー→バショーセンブラストが出たらそれ1つだけで事足りた)になりがちなのは残念。
いとをかし。感想なりけり。
 2013年6月に本体のすれ違い通信に追加された拡張ソフト4本のうちの一つ。他の3つに比べるとどっぷり遊べる意外と本格的な内容。RPGやパズルの要素が色々組み合わさっている割に手軽さを失っていないバランスに仕上がっているのはお見事。沢山の人とすれ違うとちょっと時間がかかるので面倒に感じる部分もあるが、まあ許容範囲内だと思う。バランス面で不満は少ないけど、ちょっと風属性が強過ぎる武器やあまりメリットを感じないダンジョン内で出会うMiiなど、ところどころ残念な部分もあるが、全体としては完成度の高いゲームに仕上がっていると感じる。500円と手頃なので3DSをお持ちの方は是非どうぞ。

掲載日:2014年4月14日


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