すれちがいシューティング
メーカー:任天堂
開発:グッドフィール、任天堂企画開発本部
機種:ニンテンドー3DS
発売年月日:2013年6月18日
価格:500円
ジャンル:シューティング(2D・横スクロール)


執筆:アルツ社長

映像 音楽 快適性
&操作感
独自性 難易度・
バランス
ボリューム 総合評価
56
プレイ時間…7〜8時間程度
※映像〜ボリュームは10点満点、総合は100点満点
良かですたい! ダメですばい。
・システム自体はオーソドックスなスタイルなんでとっつきは良い。近年主流となってきた弾幕系ではなく、昔ながらの『グラディウス』とか『スターソルジャー』みたいな感じに近い。複雑な要素も無く遊びやすい作りになっているのは評価できる。

・Miiの色によってショットの性能が大幅に変わってくるのも面白い。

・グラフィックは見易さ重視の作りで派手さは無いが、ごちゃごちゃして見づらいという事は無い。立体視の効き方も自然な感じで◎。
・多数のMiiとすれ違わないと少人数で出撃する羽目になり、クリアするにもスコア狙うにも圧倒的に不利になる(1〜2人しかおらず火力が不足して敵を捌ききれないって事が少なからずある)。これねぇ、1人2人で細切れに出撃するのはかな〜りつらいんで、数日分ストックして10人貯まってから出撃できるようにする機能とかは欲しかったと思う。生身の人間とすれ違ったメリットはせいぜいランキングが登録されるくらいで、複数回すれ違ったMiiでも特に大きな効果が用意されてるでもなく、仕掛け的には活かし切れてるとは言い難し。現状だと、すれちがい要素が足枷にしかなってない感じがする。

・毎日ちょっと電源を入れる内容としてはやや重い。1ステージに10分くらいはかかったりするので、かえって遊ぶのが面倒に感じたりも…。

・難易度自体はそれほど高めじゃないけど、初見殺し的な敵の配置・突撃だとかが多い感じがする。

・Miiの色による強弱格差がちょっと大きいような。敵弾を消せる白とか地形に沿って進むピンクとかが強過ぎる感あり。逆に隙がでか過ぎるオレンジのMiiとかしか集まらないと雑魚敵すら捌くのに苦労する。

・毎回見ることになるステージ開始前後の出撃・完了報告などのデモがスキップできない。早送りはできるが大して変わらないので、あまり有り難味を感じなかったり。
感想ですけん。
 ニンテンドー3DSに内蔵されてる『すれちがいMii広場』の拡張的ソフト。システム的には昔のオーソドックスなシューティングゲームに沿った内容で遊びやすく作られているのは良いと思う。ただ、3DS本体のすれ違い機能をうまくゲーム性に絡められてるかと言うと、そちらの方はかなり微妙。まとまった人数が集まらないと敵を捌き切れず結果、得点も伸び悩んだりするので、少人数しか集まらなかった日は遊ぶ気が起きない。2〜3人しか集まらなかった時とか、火力不足で苦労し敵を捌けない事が多いんで、できれば10人集まるまでMiiをストックできるとか、そういった工夫があってもよかったと思うのだが…。出来自体が悪いとは思わないが、毎日ちょっと遊ぶというスタイルからの乖離や細かい部分の配慮の足りなさが色々不満に思えてくる。小さな不満点の蓄積が惜しいなあ…と思える内容。

掲載日:2013年9月16日


機種別一覧に戻る

レビュートップページに戻る

縮緬遊戯堂トップページに戻る