Miitomo
メーカー:任天堂
開発:任天堂企画製作本部、DeNA
機種:Android/iOS
発売年月日:2016年3月16日
価格:基本無料(アイテム課金)
ジャンル:その他


執筆: アルツ社長

映像 音楽 快適性
&操作感
独自性 難易度・
バランス
ボリューム 総合評価
6 7 4 6 5 4 53
プレイ時間…4〜5時間程度
※各項目は10点満点、総合評価は100点満点
よひ!よひぞ!!
・アホくさい雰囲気は好き。Miiや手持ちの写真などを活かして変な合成写真を作れたりする点は面白い。クソコラ作成アプリとしては優秀。

・基本無料ゲーだが、課金の圧力自体はあんまり無い。そういう意味では気軽かもしんない。
イカンぞね。
・薄い。やる事が無い。できる事が少ない。純粋にゲームとしては楽しみが少ない…と申すか、家具やら服やらのゲッチュ用ミニゲーム以外、ゲーム性そのものが希薄。基本、延々と質問に答えるだけ。SNSで他人との絡みが少ない&現実で既にMiitomo消した人間しかいないわしみたいな一匹狼系ゲーヲタだと、ホント悲しくなるくらいやる事が無い(泣)。旧企画開発本部(開発一部)系のゲームではたまに見られるけど、プレイヤーの実生活の充実度やテンションの高さに依存する作りってのは人を選びすぎじゃないかなァ…と思う事もある。まぁ元からターゲット層じゃないであろうわしがぶーぶー文句言うのもアレだがな。

・コスチュームは1コ買えば着用権が解禁されるのではなく、Miiの人数分だけ必要なのがちょっとセコい。同じ服とか何着も揃えるのは正直ダルい。

・ロードが全体的に多い&長い。あと、内容がライトな割に挙動が必要以上に重い。ってか、起動も遅い。これまで読み込みのストレスを極力少なくする事に力を割いてきた任天堂製のゲームと思えんくらい長い。もうちょっと何とかならんものか…。
感想なり。
 元から知り合いの多い、俗に言うリア充系の人が更にちょっと変化球を投げるためのコミュニケーション補助用の玩具・小道具って感じか。楽しめる前提がプレイヤーの素養に依存し過ぎとる感じであり、そこに至る導線も無く、ゲームとしてもごく薄味でやる事が少ないため、ターゲットになってないと思われるわしみたいな人間だと速攻で飽きる。
 客層選びすぎで万人向けとは言い難く、薄味で面白みが足りない。任天堂のアプリ第一弾としてはインパクトに欠ける内容としか言えん気も。

掲載日:2017年9月11日


執筆: こうちゃ関西営業所長

映像 音楽 快適性
&操作感
独自性 難易度・
バランス
ボリューム 総合評価
7 7 9 7 6 6 67
プレイ時間…10時間程度
※各項目は10点満点、総合評価は100点満点
おお!良いではないか!
・任天堂がスマートフォンのために新しく作ったのはこれが初めてであるが(ポケとるは3DSで先に出ていた。)一般的なスマホアプリと存分ないレベルの快適さである。全体的に読み込み&ネットに繋がる時間が少な目になっており、機種が違えどこの早さはやはり任天堂だなあと思わせる。

・自分のMiiは始めたばかりの状態ではまだまだ情報も乏しいが、プレイヤーに対して、最初に設定した声で(音声はほとんどトモダチコレクションでMiiがしゃべるのと同じ感じの声。)質問してくる。反応も面白く、ある程度の言葉のニュアンスも理解しているようで、長文で怒りをぶちまけたような回答をしている箇所ではMiiが怒るモーションをしながら復唱してくれたり、好きな何かを言ったりした時は同感してくれたりする。反応を見ているだけでけっこう面白いのでついつい質問に答えたくなってしまう。

・事前情報の時点でMiiを使用してリアル画像にコラージュするコラ画像をアプリで作れると言っていたがこの仕様、中々作りやすくそして面白い。Miiの大きさやポーズや表情等のバリエーションが豊富にそろっており、それぞれの写真に合わせて様々なMiiの姿で彩る事ができるようになってあり、作るのもわりと簡単にできるようになってある。スタンプも多数揃っており、文字も追加する事ができるので適当に作るだけでもわりと面白い写真が作り上げられるようになっている。

・Miiの質問のバリエーションはとても豊富にあり、初日に限界を狙ってやると考えて200近く質問したが、まだ質問が尽きなかった。わりと似た質問もあるが、本当に質問のバリエーションはすごい。

・友達のMiiの家に遊びに行く事ができ、そこでその友達がそのMiiに対してした質問の答えを聞く事ができる。人の心の中を覗くようで悪いことしている気分になるが(笑)意外な答えをしているのを見たり、共感できる答えをしているのを見れた時は特に面白い。

・服をかなり自由にコーディネートする事ができ、真面目に様々なファッションを求めた格好をすることもできるし、面白い格好をすることもできる。欲しい服がない人も、毎日服がアップデートにより追加されていってるので、これから欲しい服が見つかりやすいんじゃないかと思う。

・実際の芸能人の方々のMiiと会って質問を見る事もでき、有名なあの方は本当はどんな人なのか?という事を見る事も可能になっている。

・課金要素もあるが、課金によってできる事は現時点で服を買うだけであり、服の値段もそこまで高くなく、ログインボーナスやMiiと質問してるだけでもらえるコインがそこそこ多いので無課金でもかなり不便なくプレイできるようになっている。

・スマホアプリ自体、しょっちゅうアップデートしやすいという利点があるが本作も不具合が見つかったらかなり早期の修正をしている模様。スマホ自体を起動してたら知らん間にアップデートしてる事が多いので(スマホの機種なんかにもよるが)なかなか親切である。
なんだ!駄目ではないか!
・『友達と繋がる』事がテーマではあるが、配信初期の頃は友達と繋がるためには事前に友達とフレンド登録しておく必要があり、一般的なコミュニティアプリなんぞとは違い知らない人とアプリ内で出会う事は不可能になっている。繋がる事が前提で、繋がる楽しみが強いというのは確かにあるのだが他のコミュニティアプリと比べると、非常に繋がりにくい というマイナス点がある。現在は他のコミュニティアプリ等を使う事によりその気になれば他人とも繋がれるが、それでも利用者数等の関係で今一つ繋がりにくい。

・Miiの質問だが、割とディープな事を聞いてくる事があり、質問を保留する事もできるが普通に答えたりした場合はフレンドに対してうっかりディープな回答が行ってしまったりすることがある。質問のバリエーションも限界があるので難しいのかもしれないが、これは意外と見落としがちになりやすい。

・質問も種類こそ多いが、どうもどれも似たり寄ったりで…長期的にやってくると面白味に欠けてくる。

・コミュニティアプリとして何がダメなのか思ったら、公式から出された質問のの共有以外は大して何も出来ないからだ。自分達で考えた質問が使えるだとか、画像等が(Miitomoのアプリ内で)共有できるだとかすればまだ良かったかもしれないが…。

・さらにMiiを用いる事によりワンクッションおいてから情報が伝わるので、あまり気持ちがはっきり伝わりにくいのだろうと思われる。

・このアプリ、ゲーム要素がかなり薄くて例えるなら『任天堂が作ったスマホアプリ』というふうに言えそう。一応、落としてMiiという成功すれば服がもらえるゲームもあるが、これはオマケ程度なのでMiitomoはゲームというよりかはコミュニティを目的とした『任天堂が作ったスマホアプリ』と言うのが正しいと思われる。ゲーム要素を期待している人(自分も含む)はかなり肩透かしを食らうと思われる。

・そのゲームである『落としてMii』も運要素が強く、もらえるのが主に服なので服に興味がなく基本的に全裸で過ごす自分みたいな人はさらに興味が薄く…。
よし!それではコメントだ!
 任天堂が新作としてスマホにて配信した本作。配信前はどういうアプリになるのか不安でもあったが、実際にやってみると高い快適性と優秀なアップデートは任天堂の親切さを受け継いでくれている。繋がる事に重きを置いた本作は誰でも扱いやすいようになっており、ゲーム性が無いので誰でも手軽にプレイできる。

 しかしながら出来る事が少ない点や、コミュニティアプリとして致命的な他人との繋がりにくさがかなり気になる。そのくせに自分のMiiは自分の内に秘めた事をベラベラ他所で言いふらしてしまうし(苦笑)

 任天堂としてのサポート体制の良さや快適性は受け継いでくれてはいるものの、ゲーム屋である任天堂にコミュニティアプリを作らせるのはお門違いだったのではないだろうか?と思ってしまった。正直言ってネットで人と繋がるのならもっと他の便利なアプリやらがあるからねえ…。

掲載日:2016年4月11日
更新日:2016年8月8日


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