シェンムー 一章 横須賀
メーカー：セガ
機種：ドリームキャスト
発売年月日：1999年12月29日
価格：6800円
ジャンル：アドベンチャー
| 映像 | 音楽 | 快適性 ＆操作感 |
独自性 | 難易度・ バランス |
ボリューム | シナリオ | 総合評価 |
| 7 | 7 | 4 | 7 | 4 | 6 | 6 | 55 |
| よかですたい。 |
| ・20世紀に出たゲームとしては異常と言える程の町並みのグラフィックの作り込みは、まぁ率直に凄い。特に『雰囲気』の作りが別次元、と言えるか。カネかかってるだけあって、PS2後期クラスのゲームと比較しても並ぶレベルのグラを実現してるゲームってそんなに無いとは思う。…まぁその作り込みが面白さに直結してないのがアレなんだけどな…。 |
| だめですばい。 |
| ・ま、フィールドだとかキャラクターのモデリングだとか色々作り込みが凄いのは確かにそうだと思うんだけど、その作り込みがことごとく、ゲームとしての面白さにまるで繋がってないのよねー…。そういう意味では遊ぶ側をとことん置き去りにした究極的な自己満足的ゲームって言えるのかもしんない。 ・細かな作り込みに対し、実際にプレイヤーに返って来るフィードバックが全体的に弱い。率直に言うとゲームとして常時『薄い』。どーも退屈なのよね、そのクセ色々と遊んでてシラミ潰し的に情報収集しないと駄目なのが苦痛。 ・色々動けるとは言え、町の住民のセリフの大半はゲームのシナリオに全く絡まない。で、自由度が高いかって言うとガチガチのフラグ立てが必要で実際はそれほど好き勝手に動いて進めるゲームでもない。 ・「作り込まれてる」とは言われるけど、フィールドにこれ以上進めない『見えない壁』だとかあって動きを制限されるのは何かトホホだし、力の入れどころ間違ってるっしょ？…って思っちまうんだよなー。 ・クイックタイムイベント地獄。やたら多い、そして判定が結構厳しい。ミスるとムービーの最初から…で非常にダルい。 ・建物の出入りなど、ロードの頻度が高く、そして1回あたりの時間もかなり長い。 |
| 感想なり。 |
| 『史上最高！総製作費70億円！！』で話題になったセガの超大作ゲーム（ただし未完）。セガのゲームでたまに見られる「作るの大変だろうけど、それ、面白さになんか繋がってるの？」を究極的に増幅させた、何とも形容し難い存在とは言えるかもしんない。AM2研のゲームってどっかあるんだよな。「凄い」が前面に出過ぎてて肝心の「面白い」がお粗末になってる、って作品が…（苦笑）。 個人的にはゲームってあくまで動かして面白くてナンボだと思ってるんで、どうしてもこの手の作る側の暴走ゲーって並以下（60点未満）なスコアにせざるを得ない、ってのがまぁ率直なトコですかねェ…。 |
掲載日：2018年8月7日
機種別一覧（ドリームキャスト）に戻る
レビュートップページに戻る
縮緬遊戯堂トップページに戻る