縮緬遊戯堂　レビューランド　ゲームレビュー　《ＤＳ占い生活》

ＤＳ占い生活
メーカー：任天堂
開発：メディア工房
機種：ニンテンドーDS
発売年月日：2009年1月15日
価格：3800円
ジャンル：占い

かいたひと　：　アルツ社長

映像	音楽	快適性＆操作感	独自性	難易度・バランス	ボリューム	総合評価
８	８	９	８	８	６	７９

プレイ時間・・・10時間程度
※映像～ボリュームは10点満点、総合は100点満点

明日の恋愛運は良好でしょう。
注）良い点

南南東の方角が悪いでしょう。
注）悪い点

・個人的に占いの事はよく分からんが、バリエーションがやたらと多彩であることは確か。ボリューム面ではそれなりに満足のいく内容ではなかろうか？次々に新しい占いが出てきて試したくなってしまうのが不思議。

・どこか神秘的なＢＧＭに派手過ぎない範囲で凝ったグラフィックの演出が良い。キャラクター性がなく（余計な安っぽいマスコットキャラがいない、ってコトね）、無駄な装飾がなされていない点にも好感が持てる。

・結果が文面がいかにもそれらしく出るので、ついつい信じたくなってしまうのが危険（苦笑）。独特の怪しさが何とも言えず（←えーと・・・、これ褒め言葉ね）。あと、占いとか予言とかの類はなんとでも解釈できる曖昧な表現の結果が出ることが多いけど、このソフトの場合、時折りズバッと断言してくることがあり、それが自分に合致すると非常にコワイ（←えぇまあ、褒め言葉ね）。運勢が明らかに“凶”に該当する場合でも言葉を選びつつ容赦なくその事実を叩きつけてくるのもまた、一興（←はい、褒めてますよ）。

・普通の占いソフトとかでは見られない、占いの歴史や背景などの解説等のテキスト量が非常に多く、頑張って作り込んであるなあと思える（逆に面倒に感じたりもするが、解説のテキスト部分は必須科目じゃないので読み飛ばすのもＯＫなのは良い）。

・手軽に有名人と自分の相性とかタッチパネルを用いての手相とかも占ったりもできる（始めっから入ってる偉人のチョイスが妙にマニアックなのは何故だ？）。これもゲーム機ならではの長所と言える。

・ナンダカンダと結構入力する項目が多くて、思ったより手軽じゃない。面倒くさいのが欠点かも。あと、「気になる異性との相性」関連でふと思ったこと。相性を知りたい人物の誕生日や生まれた時刻等の個人情報を知らないと占えない。つまりは、ある程度聞き出す程度は親密じゃなきゃ、スタートラインにも立てないってこと。聞きだせる程親密ならば、最早占う必要も無いような気もするし・・・。その辺がちょっともどかしくもあり。

・ジャンル的にはちょっと「出会い・恋愛・結婚」系に偏り気味か。まぁ、対象が若年層の女のコであろうことを思えば、別に悪い点でもないのかもしれんけど。

・占いの種類ごとに、同じ分野でも違った結果が出ることが割とある。例としては占いＡでは「2010年5月に結婚する可能性大」と出、占いＢでは「当面、恋愛・結婚絡みの出会いは無さそうです」など、異なった内容の結果が出ることが少なくない事。「どっちなんじゃ？」という気分に。

・別にこのソフトに対して文句言ってるワケじゃあないが、どう作り込んであっても所詮は占い。“占い自体”がある程度本格的な統計の上に成り立ってるとしても、それが自分に全て当てはまるかはまた別の話。あくまで自分の決断で人生の選択をすべき。のめり込み過ぎには注意しましょう。

ラッキーカラーは紫でしょう。　注）感想

　そもそも「テレビのニュース番組や新聞に情報とは関係ない占いコーナーがある」ってだけで不愉快になるくらいの、「大の占い嫌い」のワシには明らかに向いていないソフトだとは思ったのだが、天下の任天堂が「あまりにゲームらしくないソフト」なんかを出してるものだからちょっと興味深くもあり、新品が千円以下で売ってるのを見つけてしまって、ついつい購入に至る。
　実際遊んでみると、やたらと種類が用意されてて、結果もそれっぽいものがパーンと表示されるので結構楽しく、信じてみたくもなる。おぉ、これは・・・、ちょっとアブないかも（苦笑）。占いに全く興味ナシって方でも意外と楽しめる作りになってるのかもしれませんな。あな、おそろし。マハリクマハリタ、ヤンバラヤンヤンヤ～ン。
　ただ、まぁ、ハマり過ぎには注意！何でもかんでも占いに頼りきりじゃ本末転倒ですよね！！

掲載日：2010年3月25日

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