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逆転裁判 蘇る逆転
メーカー:カプコン
機種:ニンテンドーDS
発売年月日:2005年9月15日
価格:4800円
ジャンル:アドベンチャー


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執筆: こうちゃ関西営業所長

映像 音楽 快適性
&操作感
独自性 難易度・
バランス
ボリューム シナリオ 総合評価
7 9 8 9 8 9 10 87
プレイ時間…70時間程度
※各項目は10点満点、総合評価は100点満点
異議なし!ここは良いでしょう。
・元が名作アドベンチャーゲームであることもあり、矛盾を解き明かして物語の真相へと進む面白さは健在。追加エピソードを除けば新しく追加された仕様等はあまり無いが、遊びやすさで言えばかなりのもの。

・ゲームボーイアドバンスの時よりもUIが全体的に向上している。特に、ゲームが進むにつれて大量に増えてくる証拠品もGBA版では一つ一つ見て確認するのが複雑だったが、DSでは8個ずつ一覧表示されるようになって分かりやすくなった。

・追加エピソードの第5話のクオリティが凄い。まるで勝ち目の無い相手に対して戦いを挑む臨場感は第4話の『逆転、そしてサヨナラ』に通じる物がある。それに加えて、ストーリーの長さが他のエピソードと比較しても大幅にアップしている。DSならではのタッチペンによる科学操作なども加わり、面白い試みだと思う点もあった。
異議あり!問題があります!
・追加エピソードの『蘇る逆転』のみをプレイしたくても、その話に至るまでをクリアしたGBAのカセットを用意して、尚且つ初代DS or DSLiteのようなGBA&DSソフトの同時刺しが出来る機種が無いと、飛ばしてプレイする事が出来ない。何らかの事情で飛ばしてプレイしたくても、5話まで通しでプレイする必要があるのでやや面倒。
感想の判決を下しましょう…。
 今もなお移植が繰り返され、高い評価が続いている初代逆転裁判の初の移植作。ただの移植だけではなく、シリーズ全体から見てもかなりのボリュームを誇る新エピソードも追加され、全体的に操作性も向上しているなど、移植作品としてはしっかりと作られている。

 今から初代逆転裁判をプレイする場合は、『蘇る逆転』が収録されている機種でプレイした方が遥かにオススメ。時系列としては、初代逆転裁判から逆転裁判2の間の物語となっていて、外伝のような立ち位置の物語ではあるが、後の逆転裁判シリーズに関係するキャラクターも登場しているし、何より逆転裁判シリーズのエピソードの中でも中々の面白さを誇る内容だった。

掲載日:2019年10月8日


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