縮緬遊戯堂 > レビューランド > ニンテンドーDS > 川島隆太教授監修 脳を鍛える大人のDSトレーニング

東北大学未来科学技術共同研究センター
川島隆太教授監修 を鍛える
大人のDSトレーニング

メーカー:任天堂
機種:ニンテンドーDS
発売年月日:2005年5月19日
価格:2800円
ジャンル:その他(トレーニング・知育)


広告(良かったら買ってくれぃ)
  
DS版 スイッチさん版

執筆: アルツ社長

映像 音楽 快適性
&操作感
独自性 難易度・
バランス
ボリューム 総合評価
7 8 9 9 9 6 88
プレイ時間…40〜50時間程度
※各項目は10点満点、総合評価は100点満点
よかですたい。
・正直、実際に脳の働きが良くなっているかはあまり実感が湧かないが、「頭を使ってるなぁ」という感覚はそこそこ強い。過去の結果がグラフで見れるのも面白い。2画面やタッチパネルや音声認識の機能をフルに用いており、ギミックの活用仕方にもムリな箇所が無いって点で「ニンテンドーDSならでは」の存在と言える。

・ポリゴンで描かれた川島教授だが、意外と愛嬌のある動きをする。ってゆーか、妙にカワイイ…(←オイ)。教授のポリゴンに限らず、グラフィックやサウンド等の演出面は派手ではないが良好。見易くまとめられていたり、色んな遊び要素が隠されていたりで好印象。

・価格の安さが嬉しい。
だめですばい。
・大きな支障は無いし慣れである程度カバーできるものの、音声認識と仮名入力の精度が低いのが気になった。

・脳年齢テストの試験項目がランダムなので結果は運に左右されやすい。また、通常のトレーニングでも、2桁の計算が多く出ると調子が良くてもタイムは必然的に下がりがち。その辺の配慮をもうちょっと何とかして欲しかった(入力に時間が掛かる場合はその分だけ許容時間に遊びを持たせるとかね)。

・本体を横にして片手で持つ格好になるため疲れる…と申すか、時々手首が痛くなる。ゲームボーイアドバンスならそれほど気にならなかっただろうが、ニンテンドーDS(特に初期モデル)って結構重いからなぁ。
感想。
 同名の書籍のゲーム版なのだが、ゲームならではの要素も多く飽きさせない作りが見事な一品。これは掘り出し物だったね。なんやかんやで本作と次回作(→もっと脳トレ)込みで発売してから5年くらいは遊んでた感じ。

 ちなみに、わしの脳年齢判定は20〜38歳であった(出題される問題次第でだいぶ波がある)。出題試験にかなり左右されてます。記憶力関係のテストがキツイみたい。長期的な傾向として良くも悪くもなってない気がするが、悪くなってないだけ良かった事とするか。

掲載日:2005年8月21日
更新日:2019年11月12日


執筆: こうちゃ関西営業所長

映像 音楽 快適性
&操作感
独自性 難易度・
バランス
ボリューム 総合評価
8 7 9 9 8 6 84
プレイ時間…20時間程度
※各項目は10点満点、総合評価は100点満点
とても良い結果ですね!素晴らしい!
・ゲームの進行はほぼ全てタッチ操作で進められ、数字の入力や選択肢入力などの操作が全てタッチ操作で行うようになっており、ゲームに慣れてない人でも直感的に操作しやすいのがポイント。登場する問題もシンプルながらも見やすく洗練されていて、誰でも解きやすい。

・問題の内容がそれほど難しくなく、四則演算が分かる小学4年生以上ならどの問題もまず分かると思う。大人にしか分からないような複雑な計算や難しい知識を要する事は無いので、この点もハードルが低い。

・これまでのトレーニングゲームの中でも通常の計算等だけでなく、一風変わった問題が多いので目新しさは大きい。紙の媒体などでやる計算問題などを解くだけでは出来ないようなトレーニングが出来るのは、まさにゲームならではの利点か。

・当時のDSソフトの中でも値段が突出して安い。
おっと…調子が悪かったのでしょうか?
・音声機能やひらがな入力の認識が今ひとつで、クリアタイムに影響が出る事すらある。

・毎日継続してプレイすることを薦められるが、いつもほぼ同じ事をさせられるのでやや飽きが来る。値段のわりにはやり込める方だが、ボリュームもそれほど多くはない。
感想ですよ!
 DSブームにも大きく一役買った功績を持つ『脳トレ』。DSのタッチ機能を使って直感的にプレイしやすい作りで、当時は子供や若者だけでなくお年寄りでさえ楽しんでいる人を見掛けたほど。当時はまだまだゲームジャンルとしては珍しい、『トレーニング』や『教養』などのジャンルのゲームを大きく定着させた作品と思う。

 久しぶりにやると脳年齢は50歳を超えていたのだが(笑)、しばらくプレイすると脳年齢が20代に戻っていた。本作の『脳を鍛える』という標語だが、この辺りを考えると本当に脳を鍛えられたのかというと、ちょっと分かりにくかったり。細かい事はよく分からないが、それほど複雑でもなくなんとなく脳を鍛えてみたくて、ブームなので手軽に触れてみよう、という人も多かったと思う。シンプルながら幅広い層に楽しめるゲームは当時でも稀有な存在で、珍しいながらも敷居が低いゲームソフトだったと言えそう。

掲載日:2019年11月12日


縮緬遊戯堂 > レビューランド > ニンテンドーDS > 川島隆太教授監修 脳を鍛える大人のDSトレーニング