トモダチコレクション
メーカー:任天堂
開発:任天堂 企画開発本部
機種:ニンテンドーDS
発売日:2009年6月18日
定価:3800円
ジャンル:シミュレーション(コミュニケーション)


執筆: アルツ社長

映像 音楽 快適性
&操作感
独自性 難易度・
バランス
ボリューム 総合評価
6 8 7 8 8 7 77
プレイ時間…20〜30時間程度
※各項目は10点満点、総合評価は100点満点
よかですたい。
・事前に予想していた通り、『刺激』だとか『感動』だとかとは無縁の内容だし、演出面でも特筆すべき点は見当たらないのだが、なんだかジワジワ来る面白さがある。どことなくシュールな雰囲気だとかは任天堂の旧開発一部のゲームによく見られる、独特の雰囲気はある。他のゲームには無いゆるゆる系の個性があることは確か。んー、ちょっとうまく言葉に出来ないが。スマソ。

・同じ任天堂の『どうぶつの森』なんかだと夜に遊ぶと施設は開いてないわ起きている住民は少ないわでプレイヤーのプレイ環境に左右されたりしてトホホだったのだが、このソフトでは夜でも割合支障なく遊べるのは日中忙しいユーザ(もしくはわしみたいなゾンビーさん)に優しい。放置するとゴキブリが湧くだとか雑草だらけになるだとかいったことも無いみたいだし、必要以上にゲームに縛られるのが嫌いなズボラユーザの自分には合ってる気はする(苦笑)。

・BGMもそんなに緊張感のあるものは流れないのだが、ホンワカとした心地よい曲が多くて個人的には好みではある。ゆるさの演出って意味ではこの上ないBGM。
だめですばい。
・極端に言ってしまえばチマチマとMii同士の交流の仲介・斡旋をしたり、ひたすら「エサやり」を繰り返すだけの内容だけに、一度に長時間遊ぶには厳しい。本当に気が向いたときにちょっと遊ぶのが合ってる内容か。

・複数のDSで遊ぶと起動する度に文句を言われるのが非常にイラつく(どうも異なる本体間で数分時刻がずれてるのが問題らしい)。遊ぶ側としては「このソフトはDS Liteで、このソフトはDSi LLで、このソフトは3DSで」なんてとても覚えてはいられない…と申すか、同じハードを新品で複数台購入してる、任天堂にとっては上客とも言えると思う存在の自分が何故ゲーム側から文句を言われなければならんのか。そう考えるとヒジョーーに腹が立つ。セーブしないで電源を落としても(仮にバッテリー切れでも)文句を言われるのは「どうぶつの森」と同様。そこまで厳密にして遊ばなきゃいけない理由が見当たらないだけに、余計腹が立つ。

・話し方の個性を『遅い』に設定したMiiの会話がホントに遅くてイライラする。

・このソフトと言うよりはWii/DSにまたがる『Mii』自体に対しての不満だが、パーツが少なかったり細かい位置調整ができなかったりして、痒いところに手が届かない感じなのがもどかしい。
感想なり。
 『どうぶつの森』シリーズはイマイチ楽しめない事が多いわしだけに、似た雰囲気を感じた当ゲームはなかなか手を出しづらかったが、数年遅れで購入。まあ事前に予想していた通り、基本的にはあちこちとMiiを訪ねて回る作業ゲー。ただ、作業の『質』が違うのか、思ったよりは楽しめたのは意外ではあった。ゆるい雰囲気の中に旧開発一部特有のシュールさも含んでたのが良かったのかもしれん。「ぶつ森はどーも楽しめん!」って方でも意外と楽しめるかも!?…保証はできませんがネ!

掲載日:2011年6月20日
更新日:2018年1月5日


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