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バトルシティー
メーカー:ナムコ
機種:ファミリーコンピュータ
発売年月日:1985年9月9日
価格:4500円
ジャンル:シューティング


執筆: アルツ社長

映像 音楽 快適性
&操作感
独自性 難易度・
バランス
ボリューム 総合評価
6 5 7 8 7 6 74
プレイ時間…10時間程度
※各項目は10点満点、総合評価は100点満点
素晴らしいのである!
・プレイヤーの戦車はあっちこっちに素早く移動/攻撃できる訳ではないため、状況を判断したり先を読んだりして敵に攻め込まれないように振る舞う必要がある…って点で戦略性が高い。今で言えば、リアルタイム系のシミュレーションゲームに通ずる楽しさもあるかも。

・キャラクターは方向毎のグラフィックがしっかり用意されていたり、色んな地形がしっかり描き分けられていたり、ファミコン初期のゲームにしてはグラフィックも凝っている部分は多い。

・良く言えば「1画面内で完結していて視認性が良く、状況を把握しやすい」と言える。

・パワーアップの効果が実感しやすく、アイテム取得が嬉しいバランスになっている。

・ファミコン初期〜中期のゲームとしては珍しい2人同時プレイが可能で、一緒に楽しめるシューティングってのが良かった。協力しつつクリアを目指すも良し、動きを妨害して壮絶に潰し合うのも良し…って事で、『マリオブラザーズ』だとか『アイスクライマー』みたいに楽しみ方の幅が広いのが良かったなァと。
駄目なのである!
・道中はBGMが無く、背景も黒1色なんで、演出部分はちょっと寂しい。この辺は大昔のゲームだけに仕方ない部分もあるが。

・↑の良かった点と表裏一体だが、1画面内での攻防って事で、スクロールしたり広大なマップが…とかは無く、どうしても小ぢんまりとはしている。
感想じゃ。
 自軍の本拠地を守りながら敵を殲滅させるアクションシューティングゲーム。シューティング的な敵を倒す面白さもあるし、敵の動きを読みつつ先回り気味に動いて被害を抑えるシミュレーション的な奥深さもある。古典的な内容だとは思うが、色々考えられた作りであり、ユニークな作品だったと思う。
 2人同時プレイができて接待ゲー・対戦ゲーとしても使えるって意味で、子供の頃は1人でもワイワイ遊ぶにも重宝したなァ、と。

掲載日:2024年6月19日


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