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バイナリィランド
メーカー:ハドソン
機種:ファミリーコンピュータ
発売年月日:1985年12月20日
価格:4900円
ジャンル:アクション(パズル)


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3DS版VC

執筆: アルツ社長

映像 音楽 快適性
&操作感
独自性 難易度・
バランス
ボリューム 総合評価
6 7 6 6 6 5 61
プレイ時間…5〜6時間程度
※各項目は10点満点、総合評価は100点満点
良いのであーる!
・「左右に分かれたフィールドで鏡写し的に動く2匹のペンギンを同時に中央のゴールに導くとクリア」なる内容。アクションゲームながらパズル的な要素もあり。1画面で完結する内容でシンプルにまとまった感アリ。

・エリック・サティの『ジュ・トゥ・ヴ』そのまんまが流れるが、和音が綺麗で良い。やたらラブラブな内容にも合ってると言えそうな。
イカンのでおじゃる!
・ファミコン初期〜中期のソフトだけあってセーブ機能とかは無いんで、面数は多くとも毎回最初っから。データが多いとも思えんので、せめてパスワード制での再開機能とかあれば良かったかな。

・99面まである……とは言っても、やる事は変わらんので、物量的には見た目ほどの物は感じにくく、飽きるっちゃ飽きる。制限時間が短めで難易度的に壁にぶつかると先に進みにくいバランスなんで、一度壁にぶつかるとそこが限界点になりがち。中盤以降はじっくり考えてるとまずアウトで、バランス的にもうちょい救済要素があっても良かった気が。
感想だYO!
 「当時のハドソンで社内恋愛中の2人のスタッフが作った」とか逸話があるゲーム。わし的には小学生の頃、行きつけの歯医者の待合室にあったシャープのファミコン内蔵TVにいっつも差さってたソフトって思い出がある。
 内容としては1画面に収まる感じのコンパクトなパズルアクション。「超絶面白い!」ってゲームでも無いんだが、シンプルにまとまった古典的な佳作ゲームって感じで程よく頭も使う内容でまとまりは良く、なんかたまに引っ張り出して遊びたくなるような魅力はある。

 しかしなんかファミコン時代って妙にペンギンが主人公のゲームって多かったなァ。ペンギンゲーと言えばコナミだが、本作のハドソンもそのコナミに結局吸収された上で雲散霧消。考えてみると微妙に切なくもなったりする…(笑)。

掲載日:2019年1月2日


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