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脱獄
メーカー:ケイ・アミューズメント
開発:SNK
機種:ファミリーコンピュータ
発売年月日:1989年6月30日
価格:5880円
ジャンル:アクション(2D・ベルトスクロール)


執筆: アルツ社長

映像 音楽 快適性
&操作感
独自性 難易度・
バランス
ボリューム シナリオ 総合評価
7 6 6 6 6 6 6 64
プレイ時間…7〜8時間程度
※各項目は10点満点、総合評価は100点満点
良き哉。
・ファミコンながら意外とキャラや背景の描き込みは細かい方に入るか。ぱっと見で綺麗と言うよりはよくよく見ると細やかさが目立つ玄人好みのデザインとでも言えそうな。女っ気ゼロで変に媚びた部分が皆無なのも男臭くてこのゲームならではの味になってるとは思う。

・難易度は簡単じゃないけど、この時期のファミコンのゲームとしてはまぁ妥当なレベルで、遊びやすい部類には入るのかな。コンテニュー等が用意されているのもユーザに優しい。

・攻撃手段がファミコンのゲームとしてはそこそこ多彩で色々使ってみるのが楽しい内容。敵が落とすナイフ・マシンガン・手榴弾は性能的にも豪快に敵をなぎ倒せるのは面白い。
駄目也。
・一度に出てくる敵の数が少なかったり、打撃の挙動の気持ちよさの点で物足りなかったり、ハード性能の限界に拠る欠点がちらほら見受けられるのは残念。欠点を隠すってよりはこれはこれ、と割り切った作りになってる、とは言えるのかも。
THE 感想。
 『ファイナルファイト似』と思いきや、こっちの方が先なんだな(元のアーケード版が1988年発売)。まぁ例の如くアーケード版は遊んだことが無いので、比較のほうは割愛。

 大まかなシステム的には『ファイナルファイト』より前の『ダブルドラゴン』系とは言えるのかな。ちょっとちんまりしている部分はあるけど、無難にまとまりのある内容で遊びやすいのは良い。派手さは無いし突き抜けた面白さってのも感じないんだが、地味ながらしっかり楽しめる内容ではあるかと。

掲載日:2015年8月11日
更新日:2019年3月19日


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