ドルアーガの塔
メーカー:ナムコ
機種:ファミリーコンピュータ
発売年月日:1985年8月22日
価格:4900円
ジャンル:アクションRPG(ファンタジー)


かいたひと : アルツ社長

映像 音楽 快適性
&操作感
独自性 難易度・
バランス
ボリューム 総合評価
52
プレイ時間・・・10時間程度
※映像〜ボリュームは10点満点、総合は100点満点
サイコー だめやん
・60階に渡る壮絶な謎解きと戦い。当時のファミコンソフトと言えば一画面内で済むようなシンプルなものが多かったので、このソフトが実に壮大な感じに思えた物です。

・アイテムを見つけるたびに主人公が成長していくって要素自体が新しく、新時代のゲームって感覚があった。

・思わず口ずさんでしまうようなBGMの数々。それだけ曲にインパクトがあったってことなんだろうね。
・「謎解きに手応えがある」というと聞こえはいいが、実際には攻略本が無ければとても見つけられっこないクリア条件の物が非常に多く、とってもしらける。当時は攻略サイトなんてものもなかったし、子供同士の口コミや本だけが頼り。でもね、個人的には、そういう他の媒体が必須って時点でなんか根本的におかしいと思うの。無論、攻略本ナシではクリアなんぞできず。ってか半分もたどり着けず。ああひどい、ろくでなし〜♪(苦笑

・体力値とかアイテムの使用回数とかが画面内に表示されんので、必要以上にアナログな感覚になってるのは否定できず。かえって判りにくいと思う。

・ボリュームがある割には中断機能とか一切備えてないのはちょっと不親切かも・・・。集中力切れるでよ、内容的にも。
感想じゃ
 ゲームとして設定とかグラフィック・サウンドにすごく魅力があった作品であることは当然認めるし、事実、色んな意味でフロンティア的存在の作品であったと思うが、やっぱり思い返すとあの難度設定と言うか、「攻略本ありきで、初めて成り立つバランス」ってのには到底納得できず。明らかにバランス的に「プレイヤーが自力で探してクリアできる」って範疇超えちゃってるんだもの。
 遊んだ当時は「どうやれば次の階行けるんだー!!」なんて熱くなってたのものだが、今になり、久方ぶりに攻略サイト見つつ再び遊んでみて、冷静になって考えてみると「この条件は絶対無理だよなァ」とか感じたりして、本当にゲームとして楽しめたのか振り返ってしまう・・・。結果、・・・どうも「YES!!」とは答えたくない自分がいる。
 点数を付けると上記のように8・9点が並ぶ割に総合点が低いと言う不思議な塩梅のスコアになっちゃいますケド、どうにも評価しづらいソフトですなァ・・・。ただ、個人的には理不尽なのが大嫌いなのでやっぱりそうなっちゃうか。

 「適度なバランス設定」ってのはやっぱ大事だよ。極めて重要だよ。間違いない。うん!

掲載日:2010年10月24日


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