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ドラゴンスピリット 新たなる伝説
メーカー:ナムコ
機種:ファミリーコンピュータ
発売年月日:1989年1月14日
価格:5200円
ジャンル:シューティング(2D・縦スクロール)


執筆: アルツ社長

映像 音楽 快適性
&操作感
独自性 難易度・
バランス
ボリューム 総合評価
7 8 7 7 7 6 71
プレイ時間…10〜15時間程度
※各項目は10点満点、総合評価は100点満点
ここが凄いんです。
・難易度がインフレ傾向にあった80年代後半〜90年代のシューティングゲームとしては非常にマイルドなゲームバランスで遊びやすい。先に出たアーケード版やPCエンジン版よりもかなり易しめの調整になっており、シューティング初心者でも楽しめるシューティングになっているかと。当時としては珍しいライフ制を採用しており、ミスしても即死しないのがありがたい(パワーダウンはするけど)。

・多彩なパワーアップが面白い。パワーアップするごとに自機ドラゴンのデザインや色が変わるので見た目も楽しめる。

・グラフィック、サウンドはファミコンにしては力が入ってる方だと思う。アーケード版よりは色数も減ってキャラも小さめだが、雰囲気はしっかり再現されている感じ。
ここが困るんです。
・パワーアップアイテムを取ると当たり判定が大きくなったり、逆に火力が下がったりしてしまうことがあるのにはちょっと困った。

・低めの難易度のせいかあっさりクリアできてしまう。エンディングがあっさりしていることもあり、クリア時に「もう終わり?」と感じてしまう面も。

・シューティングなんで手触りとかバランスには影響ないものの、追加されたシナリオはかなりふざけた感じで世界観って意味では結構異物感がある。
感想ですばい。
 ファンタジー路線の世界設定が独特な良作シューティング『ドラゴンスピリット』のアレンジ移植版。

 ファミコンはアーケード・PCエンジンよりも性能が劣るため、完全再現ではなく、割り切ってバッサリとアレンジされている(ナムコのファミコンのアーケードゲーの移植は『ゼビウス』・『妖怪道中記』・『スプラッターハウス』もろもろ、結構こういうのが多め)。
 完全移植を期待するとどうしても劣化移植の範疇に入りがちと思うが、出来自体は悪くなく、低めの難易度も相まってシューティング初心者に向く内容かと。

掲載日:2008年1月14日
更新日:2024年8月6日


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