えりかとさとるの夢冒険
メーカー:ナムコ
機種:ファミリーコンピュータ
発売年月日:1988年9月27日
価格:4900円
ジャンル:アドベンチャー


執筆: アルツ社長

映像 音楽 快適性
&操作感
独自性 難易度・
バランス
ボリューム シナリオ 総合評価
7 8 7 8 7 6 8 75
プレイ時間…7〜8時間程度
※各項目は10点満点、総合評価は100点満点
良かですたい!
・基本的にはメルヘンチックな内容。一方、登場する擬人化された動物たちはどっか濃い部分が多いし、場面によってはホラーに片足突っ込んでるような妙に怖さを感じる部分もあり、それでいて一本の作品としては滅茶苦茶になってないのは良い。単純な『子供向け』に留まらない良さに繋がってるようにも思われる。

・音が良い。音源もファミコンとちょっと違うような…。って、後になって知ったけど、特殊なチップをカセットに積んでたんだね(コナミとかもよく使ったパターンね)。

・メッセージスピードを変えられたり、フィールドで速く移動できる工夫が施されていたのはファミコン中期の作品としては珍しい。
ダメですばい。
・2人の主人公を別々に移動させる手間があるのだが、結局2人セットでないとできない&話が進まない事が多いので『1人ずつ同じ場所に動かす』とか間抜けな操作を強いられる事もしばしば。ここはもうちょっと何とかしていただきたかった。

・基本的にノーヒントなので難易度は見た目よりは高い。『簡単にクリアさせない』事を主眼点として作られた物が多い同時期のファミコンゲームよりは全然緩いけど、簡単でもないかな。
感想ですけん。
 今となっては隠しコマンドだかで隠されてたスタッフの黒すぎるメッセージばかりが前面に出てしまった感はあるが、内容自体はそこそこ良作なアドベンチャー、といった趣。オーソドックスなアドベンチャースタイルだが随所に込められた一工夫が程よいエッセンスになってるとは感じる。

掲載日:2015年12月28日


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