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グーニーズ
メーカー:コナミ
機種:ファミリーコンピュータ
発売年月日:1986年2月21日
価格:4900円
ジャンル:アクション


執筆: アルツ社長

映像 音楽 快適性
&操作感
独自性 難易度・
バランス
ボリューム 総合評価
7 8 9 8 9 7 86
プレイ時間…30〜40時間程度
※各項目は10点満点、総合評価は100点満点
すンばらしい!
・ステージクリア型のアクションゲーム。3つのカギと閉じ込められた子供を救い、次の面へと進んでいく。ステージが当時にしてはかなり広大、小気味良い挙動も相まってアクションゲームとしてしっかり遊べる内容。隠しキャラやアイテムが仕込まれているのも面白く、やりがいがある内容。

・大味だったりやたらと難し過ぎるゲームが多かったファミコン初期〜中期の作品としてはかなりマイルドで遊びやすい難易度。かと言ってヌル過ぎる程でもなく、しっかり楽しめるバランスって点で良く出来てたな、と。

・プレイヤーの初期配置場所(2面以降)とか、アイテムの配置が遊ぶ度にランダムで変化するため、毎回新鮮な気分で遊べる。

・夕陽が沈む海を描いたエンディングが美しい。ファミコンの少ない色数を上手く使ったグラフィックに感動した。
イカンぞな。
・ステージ中に隠されたアイテムがあるのだが、画面に出現させる方法が特殊(特定の場所でコマンド入力)なので、ヒント無しでは辛い要素も。

《スコアに反映させてないけど気になる点》
・当時のキャラゲー・版権モノとしては珍しくないとは思うが、再現しているのはあくまで「ソレっぽい雰囲気」のみであって、シナリオ描写やらキャラの描き分けとか容量を食いそうな部分はバッサリと大胆にアレンジされて原型を残してない感じではある(同時期のコナミ作品だと『火の鳥』・『キングコング2』とかもそんな感じではある)。ゲームとしては面白いんで個人的にはコレはコレで良かったとも思うが。
感想ばい。
 当時人気だった洋画『グーニーズ』のゲーム化作品。コナミの同時期のキャラゲー・版権ゲー同様、結構大胆にアレンジされてて原型を保ってなかったりもするが、ゲームとしてはしっかり楽しいって点で、バンダイや東映動画などの低品質なキャラゲーとは一線を画していた印象。
 なお、本作の続編の『2』もファミコンで出ているが、謎解き・アドベンチャー要素も加わってムダに複雑化しちゃった感じなんで、シンプルなアクションゲームにまとまってる本作の方が好きである。

 わしとしては『スーパーマリオブラザーズ』と同時にファミコン本体と一緒に買って買ってもらった思い出の作品なのだが、版権が絡む関係か、マリオと違って後のゲーム機にも移植とかされてないし今後も厳しいと思われる点は惜しい所ではある。めっちゃ良いゲームなんだけどなあ。

掲載日:2004年8月1日
更新日:2023年3月7日


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