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魔界村
メーカー:カプコン
開発:マイクロニクス
機種:ファミリーコンピュータ
発売年月日:1986年6月13日
価格:5500円
ジャンル:アクション(2D)


執筆: アルツ社長

映像 音楽 快適性
&操作感
独自性 難易度・
バランス
ボリューム 総合評価
6 7 5 7 4 6 59
プレイ時間…20〜30時間程度
※各項目は10点満点、総合評価は100点満点
良きかな。
・ファミコン時代の中頃はゲームの難度が高くなりがちだったが、その中でも更に難しい。個人的にあんまムズ過ぎるゲームって太刀打ちできんのだけど、まぁ「手応えの無いゲームは好かん」って人もいるんで、こういうゲームもあっても良いのかもしれん。

・覚えやすいBGM。やり込んでる時期はゲームをやってない間も目を閉じると1面のBGMが脳内で流れてゾンビがわらわら湧いてくるくらい印象には残る(※キケン)。

・ホラー風味かと思いきや、ところどころシュールな雰囲気があるのがユニークではある。主人公の鎧が脱げるとパンツ一丁になったりとかがどっか奇抜ではあった。
イカンですきに。
・やはり、難し過ぎるのはイイとは言い難い。通常の難易度の他にイージーモードなどの救済措置は欲しかったところ。まぁ、このソフトが出た時期にそこまで要求するのはROM容量の関係でキツイだろうけど。

・同じファミコンの同世代のアクションゲームと比べても、キャラクターの動きやスクロールがガックガクで操作性はお世辞にも良いとは言い難い。地の難易度に加えてこのガックガクさで余計に難易度が理不尽に高まってる感もある。

・シリーズ伝統なのだが、使える武器(ナイフや槍)と使えない武器(ソレ以外の大半)の格差が大き過ぎる気が。使い分けるってよか、単純に避けて通るワナ化しとるのは何とかして欲しかった。
感想じゃぞ。
 高難易度のアクションゲーム『魔界村』の第1作。ホントはアーケード版が元だそうなんだが、わしはアーケード版よりこちらを先に遊んでおったので、魔界村1作目っていうとこのファミコン版が真っ先に思い浮かんだり。
 オニのように難易度が高くしかも2周しないとクリア扱いにならんのだが、わしは結局全クリはできんかったのである…(2周目に入ってちょっとあたりが限界だった)。今となってはソレすらムリって感じですけども…(苦笑)。

 今だと元の完成度の高いアーケード版が遊べるハードが結構あるんで、出来の悪い移植とされたこのファミコン版をあえて遊ぶ価値ってのはあんまりナイ気もするのだが、スイッチさんオンラインのファミコンに収録されてたりするんで、たまには懐かしむの目的で遊んでみるのもアリかもしれんですね。

掲載日:2010年11月14日
更新日:2022年6月7日


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