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サンリオカーニバル
メーカー:キャラクターソフト
機種:ファミリーコンピュータ
発売年月日:1990年11月22日
価格:3980円
ジャンル:パズル(落ちモノ)


執筆: アルツ社長

映像 音楽 快適性
&操作感
独自性 難易度・
バランス
ボリューム 総合評価
5 6 6 4 5 4 51
プレイ時間…3〜4時間程度
※各項目は10点満点、総合評価は100点満点
良いですぞ。
・オリジナリティってのはほぼ感じない作りだが、実績のあるソフトのシステムを若干ユルくしてそのまんま持ってきてる感じであり、シンプルかつオーソドックスな作りなんで初見でもすぐに慣れる事が可能。

・バランス部分もユル過ぎて刺激が足りないとかはあるにせよ、ゲームとしては普通に遊べる内容ではある。
イカンぞい。
・対戦モードとかあるのはよろしいが、「目標スコアまで先に到達した方が勝ち」なるルールしかない。「お邪魔ブロックを降らせる」とか「ブロックが下からせり上がる」とかあった『ぷよぷよ』・『テトリス』・『ドクターマリオ』など、メジャーなパズルゲームの対戦モードと違って互いのフィールドに一切干渉できず、淡々とスコアアタックするだけ…ってのは流石に手抜きくさい。

・「パネルを並べて消す」系のオーソドックスな落ち物パズルの上にキャラを乗っけただけであり、サンリオキャラである必然性には乏しい(ストーリーモードとかある訳でもないしな)。ヘンに色が付いている分、返って間口が狭まってる印象も。
感想でござ〜る。
 『ハローキティ』や『けろけろけろっぴ』など、サンリオのキャラクターを登場させたパズルゲーム。落ち物系パズルゲームとして、ブロックの消えるルールがかなりユル目に設定されており、難易度は低めになっている。
 ただ、ソレ以外は特に目新しい要素も無く、突き抜けた完成度も感じない平凡なパズルゲームって感じであり、企画としては随分安直よなァ…と思わずには居られず。ただ、既存の落ち物パズルゲーム(『コラムス』とかタテ・ヨコ・ナナメに揃えて消す系のモノ)に沿った作りになってるんで、ゲームとしては破綻しているような箇所も見当たらず、刺激があるかどうかは兎も角フツーに遊べる内容ではある。色々と手抜き臭さが漂うものの、ウンコな品質の志の低すぎるキャラゲーがあ多かった中では案外マトモな方だったのかもしれんですね。

掲載日:2024年5月7日


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