たけしの挑戦状
メーカー:タイトー
機種:ファミリーコンピュータ
発売年月日:1986年12月10日
価格:5300円
ジャンル:アドベンチャー


執筆: こうちゃ関西営業所長

映像 音楽 快適性
&操作感
独自性 難易度・
バランス
ボリューム 総合評価
2 2 3 4 0 4 37
プレイ時間…20時間程度
※各項目は10点満点、総合評価は100点満点
いいぞ!コノヤロ!(ビートたけし風に)
・クソゲーとして名高いゲームなのでクソゲーマニアさんはクリアすれば謎の満足感を得られる…かも(笑)

・街中にいる人を自由に殴ったり、背景や演出で笑える要素があったり(背景の八百屋が八百長になっていたりパチンコの パ が壊れていたりする)クリアやストーリーを楽しむというのを無しにすればバカゲーとして見ることもできる。

・エンディングだけ見たい人は一応、救済措置もあるので見ることもできる。
駄目じゃねえかバカヤロッ!(ビートたけし風に)
・難易度がおかしい。おかしいというか、解けるはずかないような事をしないとストーリーがまず進まないようになっている。攻略サイト等を使わないと、絶対と言っても過言ではないくらいクリア不可能である。
その攻略法というのも、スナックで酔いつぶれて妻と離婚しなければならなかったり、パチンコで玉が打ち止めになるまで打ち続けた後にFCコントローラーの2コンのマイクに向かって「出ねえぞ!!」と叫んだり(笑)しなければならない。分かるか!!

・そういうのは攻略法があれば理不尽ながらも進めていくことはできるが、途中で物凄く難しいシューティングが用意されており、シューティングが苦手な人はここで詰む可能性がある。

・あと、たけしの挑戦状というタイトルではあるが、ビートたけしはクリアした後に顔グラフィックがちょっと出るだけで本編では全く関わらない。当時は芸能人が出したゲームは多かったが、このゲームではビートたけしはほとんど登場しないのでキャラゲーと思ってはいけない。

・一応、救済措置としてエンディングがみられる方法があると書いたがその方法がタイトル画面でパンチを二万発するというもの(笑)。もうちょっと簡単な救済措置にしてほしかったところである。
オイッ!感想だぞ!(ビートたけし風に)
 理不尽すぎる難易度故にクソゲーとなった今作。難しいとかいう範囲を大きく越えて、もはや攻略情報無しでクリアした人は間違いなくいない(いたらエスパーだよ(笑))というレベルの難しさ。

 ある程度のゲームの腕があれば攻略情報アリでクリアすることもできるが、それでもシューティングという壁があるので難しいのにかわりはない。
 しかし、この理不尽難易度さえ無ければバカゲーとして普通に良作になっていたかもしれない。作中でもビートたけし氏のギャグセンスは冴えており、危険なネタも多数あるもののある意味、北野武ワールドを楽しめる作品とも言える。

 クソゲーではあり、一般の方にオススメはできないが(笑)自分は結構好きなゲームではある。

掲載日:2016年3月7日


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