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クロスハンター
メーカー：ゲームビレッジ
機種：ゲームボーイ（カラー専用）
発売年月日：2001年4月12日
価格：各4800円
ジャンル：RPG
| 映像 | 音楽 | 快適性 ＆操作感 |
独自性 | 難易度・ バランス |
ボリューム | シナリオ | 総合評価 |
| 3 | 3 | 2 | 0 | 1 | 4 | 1 | 19 |
| うおぉぉぉ！最高だぜーッ！（滑り気味に） |
| ・ぱっと見のグラフィック（フィールドとかキャラクターとか）は当時のポケモンフォロワーに近い感じであり、そこまで極端に見劣りするって印象は無い。いかにもソレっぽいクオリティではある。果たしてソレが「良いトコ」なのかビミョーだが、他にはホント、書く事が無いんで（苦笑）。 |
| クソォォ！ダメダメだぜーッ！（空回り気味に） |
| ＜全体的に＞ ・あらゆるパートが本作より前に出て流行った作品（主にポケットモンスターとドラクエモンスターズ）からアレコレと継ぎ接ぎで構成されている。ゲームバランスとかマトモに取ろうという意思などまるで感じられず、独自性のある要素も皆無。ゲームボーイ後期に乱発されとったポケモンフォロワーとして完成度は著しく低く、パチモン臭さも相まって最底辺の内容である事は間違いナイ。なんせゲームとして楽しい部分が見当たらんもので。んんーー恐ろしいまでの開発側の志の低さと云うやら、ゲームボーイ末期でこの内容。コリャ、クソゲーとして相当な破壊力…（笑）。 ＜システム・ゲームバランス部分＞ ・拠点となる街とダンジョンを行ったり来たりする作りだが、街が1箇所しか無く、小ぢんまりとしてて冒険してる感はあんまりない。 ・ダンジョンが結構長い割には途中で中断とかできないのは、携帯ゲーム機のRPGとしては不親切に思える。 ・レベルアップでのパラメータの伸びが極端であり、無理ゲーか楽勝か両極端で丁度いいと思える範囲が恐ろしく狭い。底辺のRPGは大抵ここで引っ掛かるけど、本作も漏れなく該当してる感じである。 ＜戦闘部分＞ ・ファミコン〜スーファミの出来の悪いRPGで多かったが、本作も戦闘がツマラン上にやたらとエンカウント率が高いのが困りもの。 ・戦闘はプレイヤーが介入できる余地が少なく、RPGのシステムとしては底が非常に浅い。主人公が死ぬとゲームオーバーであり（ソレ自体はまぁちょくちょくあると思うが）、仲間モンスターより明らかに貧弱な性能で足引っ張り要員でしかないのもトホホ。 ・仲間のモンスター（作中でペットと表記）は細かい指示は出せずある程度勝手に動くが、作戦名が同時期のドラゴンクエストを丸パクリ（「ガンガンいこうぜ」とか「いのちだいじだぜ」とか露骨過ぎる）。 ＜シナリオ・設定部分＞ ・テキストの類は作中通して恐ろしくレベルが低く、「子供向け」でなく「子供騙し」にしかなってナイ。登場人物の描写とか整合性とかブレブレで、シリアスでもコミカルでもない。単純にチープでしかなく深みもヘッタクレもあったものではない。ここまで来ると真面目に読み進めるだけで最早アホくさい。 ・トレジャーハンター/モンスターハンター/エックスハンターと無駄に3バージョンに分かれているが、どうやら内容に大した差別化はなされておらず、意味のないバージョン分けである様子。わしが持ってたのはトレジャーハンターバージョンだったが、カセットの絵とか一発で『ドラクエモンスターズ』（もしくはドラクエ6）のメインキャラ『テリー』を模倣したデザイン（しかも絵としては明らかにヘタ）と分かるのが何ともトホホ（苦笑）。 |
| うおりゃーー！感想だぜー！（音割れ気味に） |
| コロコロコミックと共に子供たちから絶大な人気を誇った漫画雑誌『コミックボンボン』の編集部が主導して任天堂のポケモン人気に乗じて作られた読者参加型企画の「最強RPG」との事だが、ボンボン末期の迷走しまくりの時期に作られただけあって劣化したパクリ要素満載のクソゲーとして話題になっていた作品である。 わしとしては発売当時にそんなもんに当然興味は無かったワケだが、最近になってとんでもないクソゲーとして話題となりプレミア化が進んだりして、クソゲーハンターとしては気になる存在となっておった次第。部屋の掃除をしてたらゲームボーイカセットをジャラジャラ入れてた箱の中に本作の『トレジャーハンターバージョン』が入っていた。カセットの値札シールを見る限り（貼りっぱなしかYO）、大昔に投げ売りのワゴンセールで買ってた模様である。20年ほど前、ゲーム屋（カメレオンクラブ）の閉店セールで1本50〜100円とかで片っ端から買いまくってたからなー。 で、遊んでみたが、まぁ内容は「恐ろしくレベルの低いポケモン・ドラクエモンスターズもどき」としか言い様のないシロモノであり、なかなか破壊力のあるタイプのクソゲーと言えるか。ネタとして面白いって感じでは無いが、低レベルなパクリ要素の継ぎ接ぎを「うわぁ〜…」って眺めながら遊ぶ分にはそこそこ楽しいクソゲーなのかなァ？まぁゲーム部分には特に面白さを感じる部分も無いのはトホホ。パクリ元のポケモンやドラクエモンスターズとは、見た目は似せられても中身のコピーはできなかったらしい。 まぁアレか。わしの場合は50円とか100円とか投げ売りのワゴンセールで買ったから「コリャひっでェなァ、アハハ」と言えるようなモンであり、こんなのにウン千円、ましてや定価以上のカネを出す価値は微塵もナイ、とは申し上げておきまする…（苦笑）。 |
掲載日：2024年1月9日
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