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ドンキーコングランド
メーカー:任天堂
開発:レア社
機種:ゲームボーイ
発売年月日:1996年11月23日
価格:3000円
ジャンル:アクション(2D)


執筆: アルツ社長

映像 音楽 快適性
&操作感
独自性 難易度・
バランス
ボリューム 総合評価
6 6 6 6 7 6 61
プレイ時間…10時間程度
※各項目は10点満点、総合評価は100点満点
ウッホウッホ(GOODダゼ)
・ゲームボーイの作品にしてはグラフィックは描き込まれているのはGBでの前作にあたる『スーパードンキーコングGB』と同様。アニメパターンそのものは多く、動き自体は至って滑らかではある。

・スーファミ版のステージはほぼ収録されているので、ゲームボーイの作品としてはボリュームはそこそこある方か。
ウキー!(BADなの)
・ゲームボーイの色数の少なさでグラデーションを掛けたようなグラフィックなんで、背景とキャラクターの区別がつきづらく、兎に角視認性が悪いのが困りもの。スーファミ(スーパーゲームボーイ)で遊べば液晶の残像も軽減されてかなり遊びやすくはなるが、それならフツーに超絶グラのスーファミ版を遊べばいいし…(苦笑)。

・ボタン数が少ないため、操作性にも難がある。アクションゲームで十字キーとABだけじゃなくて右手じゃまず押せないセレクトボタンまで使わされるのは流石にしんどい。

・スーファミ版はシリーズ中でも特に良い曲が多かったと思うが、大幅にスペックの低いゲームボーイへの移植って事で、だいぶ劣化した感は否めず。

《スコアには関係ないけど気になる点》
・スーパードンキーコングの1のGB移植が『スーパードンキーコングGB』で、2の移植が本作『ドンキーコングランド』であり、『2』の移植作品である事が分かりづらくややこしい。『スーパードンキーコングGB2』で良かったのでは。
THE 感想。
 スーパーファミコンで発売された『スーパードンキーコング2』(レビューはこちら)のゲームボーイへの移植作品。

 基本的にはゲームボーイの前作『スーパードンキーコングGB』と同様のムチャ移植の域にあるかな、と。色数が少ない上にグラデーションを掛けたような描写なので、キャラ・地形・背景が溶け込んでしまって恐ろしく遊びづらいのが難点。
 遊べなくはない出来とは思うが、スーファミ版になくてこちらでしか遊べないって要素もほぼ無く、純粋な劣化移植と思うんで、スパドン2を遊ぶなら素直に出来の良いスーパーファミコン版を遊んだ方が無難ですな。

掲載日:2009年10月12日
更新日:2023年1月3日


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