ドラえもんのGAMEBOYであそぼうよデラックス10
メーカー:エポック社
機種:ゲームボーイ
発売年月日:1998年11月27日
価格:3990円
ジャンル:ミニゲーム集


執筆: アルツ社長

映像 音楽 快適性
&操作感
独自性 難易度・
バランス
ボリューム 総合評価
2 4 3 2 2 3 24
プレイ時間…2〜3時間程度
※各項目は10点満点、総合評価は100点満点
へへへ。これ、最高だろ?(スネ夫風に
・一応、すごろくチックな物(橋渡るやつ)と神経衰弱は辛うじて戦略性があり、ゲームとして一応成り立ってはいる。
目も当てられない。酷い出来だね(原作の毒舌ドラえもん風に
・ミニゲーム集なのだが、収録されている(大して多くもない数の全てが)うすーくひろーく、全体的に純粋に、そして致命的にツマラン…。ゲームボーイも円熟期にこの内容で4000円はちょっとこれは…信じられん。

・サイコロを振るだけの完全に運任せのゲームがある(しかも複数)。ゲームとしてツマランのはもちろんだが、COMの挙動(ってか出目)がやたらインチキ臭く、ただでさえツマランのにCOMキャラの有り得ない引きの良さで不公平さに一層拍車をかけているのが泣ける(まぁ変な挙動観察って意味では面白い面もあるのかもしれんが)。

・GBカラー前の円熟期のゲームボーイソフトと思えんくらいグラフィックがちんまい。あと、何故かGBで使える4色の内、一番明るい色をウインドウ以外に全く用いていないせいで全体的にグラフィックがやたら黒っぽくて見づらい。

・メニュー、ミニゲーム内共に、とにかくカーソルの移動が重くてイヤになる。

・メインモードと思われるドンジャラが2人専用でやたらルールが簡略化されている。おまけに例の如くCOMの挙動が物凄くインチキ臭い。いやいやいや、ゲームになってないゲームで数稼ぐ前に、まずこの部分をまともに遊べるようにせんとなぁ…!
ドラえもぉぉーん、感想だよぉぉ(のび太風に
 完全に質より数を優先、まぁ数も多いとは言えんのだが、それにしても酷い。数稼ぎのゲームはひたすら薄く、ただサイコロの出目だけに左右されるゲーム性ゼロの物が複数混入してるのも酷い。とりあえず、間違いなくボードゲームで売ってる方を買って家族・友達と遊んだ方が有意義な時を過ごせますぞ。モノクロのゲームボーイ末期に出たタイトルと思えない位グラフィックも内容も陳腐で、キャラゲーとしても見るべき点無し。
 うーむ……。人生ゲームのTVゲーム版でも毎回おんなじ事言ってるなぁ…。ちったぁ頑張れよ、ゲーム化するスタッフさ〜ん(まぁこれと人生ゲームとではメーカーは違うけどね)。
 これ定価で買った人、間違いなくゲームとドラえもんが嫌いになるな(苦笑)。ドラえもんのファンの方でも作りの粗末さに辟易させられる事必至ゆえ、まぁ「どんだけクソか気になる」ってクソゲーハンターの方以外は手出しされぬ方が無難かと。

掲載日:2014年11月10日


機種別一覧(GB)に戻る

レビュートップページに戻る

縮緬遊戯堂トップページに戻る