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ファミスタ
メーカー:ナムコ
機種:ゲームボーイ
発売年月日:1990年9月14日
価格:3500円
ジャンル:スポーツ


執筆: アルツ社長

映像 音楽 快適性
&操作感
独自性 難易度・
バランス
ボリューム 総合評価
6 6 6 6 5 4 59
プレイ時間…5〜6時間程度
※各項目は10点満点、総合評価は100点満点
イヤー、最高ですねー(長嶋監督風に)
・操作や試合部分(挙動)の作りはしっかりしていて、ファミコン版とそれほど遜色ない作りに仕上がっているかと。ボタン数が足りないとかも無いため、しっかりファミスタとして遊べるのは◎。

・ファミコン時代の野球ゲームはパ・リーグ側の扱いが酷い作品が多かったが(=省略されてたり無理矢理合同チームになってたり)、とりあえず本作はしっかり12球団は揃っており、その上で本作ならではのチームもある。

・ゲームの展開(スピード)は遅めだが、ゲームボーイの残像に弱い液晶画面の事を考えれば、むしろしっかりアレンジされていると言えるかも。
そんなんじゃダメだよ、ブツブツ…(ノムさん風に)
・ゲームボーイの初期の作品だけあって、全体的にアッサリした作り。長期のシーズンを戦うモードだとか選手を育成するモードとかがあるわけでもなく、ボリュームはかなり控えめ。

・かなりの投高打低バランスであり、長打がなかなか出ない(本作前後のファミコン版と比べると明らかに点が入りにくい)。ヒットそのものも出づらく互いに得点が入りにくいため、どうしてもちんまりとした展開になりがち。

・ハードの仕様上仕方が無いのだが、対戦で遊ぶには2人分の本体とソフトとケーブルが必要なんで、ファミコン版よりも対戦で遊ぶのが面倒になってしまった(…と申すか、わしの場合は1人でしか結局遊ばなかったが)。
THE 感想。
 ファミスタのタイニー版って感じの内容。カセットの容量が少ないゲームボーイ初期なんで、どうしてもアレコレ削ってボリューム部分では物足りなさを感じる作りだったが、システムそのものはファミコン版をしっかり再現できてたかな、と。ハードとソフトを人数分揃えなきゃいけない関係上、対戦するのが面倒だとか欠点は痛いが、暇潰し用に試合をこなす…とかなら案外遜色無く遊べるかな、と。

掲載日:2024年6月25日


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