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パロディウスだ!
メーカー:コナミ
機種:ゲームボーイ
発売年月日:1991年4月15日
価格:3800円
ジャンル:シューティング(横スクロール)


執筆: アルツ社長

映像 音楽 快適性
&操作感
独自性 難易度・
バランス
ボリューム 総合評価
8 9 9 7 8 7 81
プレイ時間…20〜30時間程度
※各項目は10点満点、総合評価は100点満点
ワーオ!最高でんがな!
・見た目でしっかり楽しませてくれるコミカルさが味。ゲームボーイなんで当然白黒なんだが、作品本来のエッセンスって部分はしっかり白黒でも際限されているのが◎。自機が4タイプ選べる等、当時の据置機のシューティングと比較してもトップクラスの選択肢の幅。しっかり差別化されていて色々使ってみる楽しさが味わえる。

・性能面で劣るハードへの移植作品なのだが、そのハンディを物ともしない完成度の高さ。グラフィックはよく動きチラツキも無く、サウンドもゲームボーイの音源に巧くアレンジされているし音が割れる等の聴きづらさ・耳障りな部分も無い。ゲームボーイ初期〜中期の作品として圧巻の出来。このレベルのゲームを携帯して持ち運んで遊べたって点がスゴかった。

・操作面での遊びづらさも殆ど見当たらない(下記のベルのストック等、流石に皆無ともイカンが)。

・難易度はこの時代のシューティングとしては比較的手加減してくれとる方かな。難し過ぎん範囲でそれなりに手応えがあって、まぁいい塩梅だと思う。
おっと!イカンぞい。
・ベルのアイテムがストック出来ず、勝手に発動してしまう点は残念。使うタイミングが指定できない分、どうしても使いづらさは否めず。

<スコアには反映してないけど気になる点>
・白黒表示のハードの関係上、パワーアップのベルの色が判別しづらいとか、仕方ないとは言え、どうしても見づらさはある。
感想なのヨ。
 ゲームボーイ初期の作品ながら、先に出た同じグラディウスシリーズにあたる『ネメシス』等と同様、やる気があった時代のコナミの技術力の高さが「これでもか!」と発揮されとるシューティングの逸品。今遊んでも「30年近く前にGBでコレ!?」って思える凄さがある。個人的にはゲームボーイだと『ネメシス』よりこっちの方が好きだったりする。
 子供の頃、友人から借りて結構ハマっておったなァ。思ひ出の作品である。

掲載日:2019年7月9日


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