スターウォーズ エピソードI レーサー
メーカー:任天堂
開発:任天堂開発第一部、パックスソフトニカ
機種:ゲームボーイ
発売年月日:1999年12月6日(日本では発売中止)
ジャンル:レース


執筆: アルツ社長

映像 音楽 快適性
&操作感
独自性 難易度・
バランス
ボリューム 総合評価
6 6 6 5 5 5 57
プレイ時間…4〜5時間程度
※各項目は10点満点、総合評価は100点満点
よかですたい。
・古典的な見下ろし型レースゲーム。難易度的には64版のぶっ飛んだ高難度さも無く、普通に遊べる事は遊べる(結構ムズいけどもな)。

・振動カートリッジなのだが、これがやたら豪快に振動するんで、まぁ確かにインパクトはある。

・オープニングにムービーが流れるのはちょっとビビる。いや、たった数秒なんだが。
だめですばい。
・無難なレースゲームではあるが、全体的に刺激は少ない。ボリュームそのものも無くタイムを極める手の内容でも無いため、飽きは来やすい。んー、この辺が任天堂製なのに日本で発売中止になった理由か?

・どうもこの手のトップビュー見下ろし型のレースゲームってのはカーブを曲がるのが反射神経勝負になっちゃって辛いモノがある。コースを覚えるって言っても限界があるし…。

・序盤の数戦はともかく、そこより先は敵マシンに先行されると挽回がキツいので、ひたすら進路妨害してリードをキープするくらいしか手が無い気がする。難易度としてはこの手法で勝てなくはないから「無理ゲーだァ!」的なバランスとは違うんだが、なんかこれはこれでどうも窮屈よなァ。

・レースは常に1対1形式で敵が複数出て来ないんで、画面はちょっと寂しい。レース中はBGMが無くエンジン音だけなのも、ちょっと素朴すぎる感じはする。
感想なり。
 どっか難易度調整が狂ってた感じのしたNINTENDO64版に比べると真っ当な作りで遊びやすい…のだが、内容的には平凡。スピード感は相応にあるが、コースの先が見通せないためにストレスを感じやすい。ハード的に限界があるかなあ。

 ちなみにこのゲーム、F-ZERO生みの親である任天堂・清水一伸氏がディレクターを務めている作品であり、一部UIの作りが2年後にGBAで出たF-ZERO for GBAに酷似していたりも。ゲームボーイでレースゲームはやっぱ辛いか。アドバンスで出てれば見やすくスピード感もあって素直に楽しめたかもしんない。そういう意味では惜しいゲーム。

掲載日:2017年9月19日


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