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スーパーマリオランド
メーカー:任天堂
開発:任天堂開発第一部
機種:ゲームボーイ
発売年月日:1989年4月21日
価格:2600円
ジャンル:アクション(2D)


執筆: アルツ社長

映像 音楽 快適性
&操作感
独自性 難易度・
バランス
ボリューム 総合評価
6 8 6 7 7 6 67
プレイ時間…30〜40時間程度
※各項目は10点満点、総合評価は100点満点
良いある!すごいある!
・ファミリーコンピュータで発売された『スーパーマリオブラザーズ』のミニチュア版といったイメージで遊べる。素朴ながらもマリオらしい感触は再現されている。

・サウンドは音数の少なさを演奏法で上手くカバーしている。MOTHERやドクターマリオを手掛けた田中宏和氏らしい、主旋律が記憶に残るBGM。なかなかクリアーで心地の良い響きの曲が多い。個人的にはエンディングの透明感のあるBGMが好き。

・ステージ2と4の最終面は潜水艦や飛行機に乗ってのシューティングエリアとなっている。単純な内容ではあるが、なかなか新鮮な感覚で楽しめた。
ダメでござそうろう。
・とにかく目が疲れてしょうがない。画面に表示されるキャラクターが非常に小さく、しかも動きがかなり速い。当時のゲームボーイは残像が残りやすく、アクションゲームには向いていなかったが、本作はただファミコンのゲームをゲームボーイにそのまま落とし込んだ感じであり、見やすさに対する配慮が足りない。続編にあたる『ランド2』ではキャラが大きくなったりゲームテンポが遅めになったり大幅に改善されたが、本作だとその辺の配慮はほぼゼロなのが惜しい。

・フラワーを取るとファイアではなくスーパーボールという弾を発射するのだが、広い所では1回地面にバウンドしてそのまま飛んでいき、地下エリアでは画面内で一発しか表示されないのが難点。敵に命中しないと壁に反射し続けてまったく連打が効かず使い勝手が悪い。
感想じゃぞ!
 ゲームボーイと同時発売のマリオ。基本的にはファミコンの『スーパーマリオブラザーズ』に近い内容だが横スクロールシューティング面が入っているなど、この作品ならではの味もある。
 一方、キャラが小さくスクロールが速いため、ゲームボーイの残像が出やすい液晶と相まってかなり遊びにくい。

 系統としては本家のマリオを作っていた宮本茂氏の情報開発部ではなく、横井軍平氏の開発一部によって作られたゲームゆえ、味わいは似てるようで結構違う。微妙なパチもん臭さとか妙な個性も味と言えば味だが、配慮が足らん分だけゲームとしての完成度としては及ばん印象ではあった。

掲載日:2004年11月9日
更新日:2021年9月14日


執筆: こうちゃ関西営業所長

映像 音楽 快適性
&操作感
独自性 難易度・
バランス
ボリューム 総合評価
6 7 8 7 8 6 62
プレイ時間…5時間程度
※各項目は10点満点、総合評価は100点満点
はい。良いんです。
・基本的なシステムはファミコンのスーパーマリオブラザーズと同じで、大体は同じ楽しみ方が出来る。敵キャラが結構変更されているが、世界観に合っており違和感はそれほど無し。

・ファイアーボールが画面を跳ねるスーパーボールになっていたり、シューティング面がたまに存在していたりとこのゲームだけの新しい要素も個人的には新鮮で好き。
いいえ。駄目なんです。
・とにかくブロック等の表示が小さい!!ゲームボーイの画面が小さいのにキャラやブロックをファミコンと同じくらいの量を表示させようとするととても小さくなっていて見辛い。

・ステージ数が少ない。もうちょっとボリュームがあってもよかったかな。
そうです。感想です。
 ファミリーコンピュータのスーパーマリオブラザーズがポケットサイズになって帰ってきた!!と聞いてやってみたが、基本的な要素はスーパーマリオブラザーズと同じように感じた。しかしゲームボーイ初期という事もあってかファミコンと同じように作ったが故に生じたのでは…という問題もけっこう目についたり。

掲載日:2015年6月20日


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