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トップギア・ポケット
メーカー:ケムコ
機種:ゲームボーイ
発売年月日:1999年4月22日
価格:4500円
ジャンル:レース(ラリー)


執筆: アルツ社長

映像 音楽 快適性
&操作感
独自性 難易度・
バランス
ボリューム 総合評価
4 4 6 5 5 4 46
プレイ時間…4〜5時間程度
※各項目は10点満点、総合評価は100点満点
良いノダ、まじで!
・キツイカーブでもノーブレーキで豪快に走れるという、『トップギア』シリーズ特有の敷居の低さはこの手のレースゲームに慣れてないユーザーには優しいと思う。手軽に遊べるレースゲームではあると思う。

・プレイ中に振動するギミックは目新しいだけに、最初のウチはそれなりに驚きはある。
駄目ですなァ。
・1999年発売のレースゲームとしてはかなりちゃっちい内容であり、どうも前時代的な印象は拭えず。正直、ハードの選択を間違ってる気はした。

・敵マシンに後方からぶつかると何故か速度が一気に0になる。まぁリアルの車で接触なんてしたらそりゃガッツリ事故になるけど、ゲームの中でのペナルティとしては重過ぎでは?そんでもって一緒にぶつかった敵のCOMマシンはプレイヤーにお構い無しで減速せずに遥か前方に消えたりとか、理不尽さがハンパねエ…!(トホホ)

・レース中はBGMが無くエンジン音が鳴ってるだけである。昔のレースゲームだとグラに性能を全振りしたソフトとかだとそういう仕様のモノもあるのだが、このグラフィックでソレをやられてもただショボいだけで良い印象は無いよーな。

・なんとゲームの進行状況がセーブできない!中断するには表示されるパスワードを記録して手動で入力しないといけないのが不便すぎ。いやー…振動機能乗っける前にバックアップ機能搭載しろ…って思うが。
感想ですじゃ。
 『トップギア』シリーズの携帯機版。まぁゲームボーイのレースゲームとしてはそこまでショボい内容でもないとは思うのだが、いかんせん時期が悪かった印象。

 「1999年にコレ」ってのは流石にゲーム内容&グラフィックのレベルにおいて前時代的過ぎると申すか、映像の美麗さが直接的に物を言うレースゲームってジャンル(しかもマリオカートとかパーティゲー寄りじゃなくてラリーが題材のリアル路線のモノ)だとハード選択の時点で間違ってる気がしないでもない。あと、振動機能とかよりは普通にセーブ機能でも付けてもらった方がよっぽどマシだったと思う。

 無理にゲームボーイで出さずに後継機のGBAまで待てば…ってまぁそっちはそっちでちゃんと出てましたけどもね、トップギア。ウーン…節操ねェな……(笑)。

掲載日:2010年8月14日
更新日:2022年9月27日


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