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きせっこぐるみぃ 
チェスティとぬいぐるみたちの魔法の冒険

メーカー:MTO
開発:フューチャークリエイツ
機種:ゲームボーイアドバンス
発売年月日:2003年1月1日
価格:4800円
ジャンル:アドベンチャー


執筆: こうちゃ関西営業所長

映像 音楽 快適性
&操作感
独自性 難易度・
バランス
ボリューム シナリオ 総合評価
8 7 5 6 6 5 8 61
プレイ時間…10時間程度
※各項目は10点満点、総合評価は100点満点
とってもステキね!
・グラフィックのレベルは中々高い。キャラクターデザインは前作に引き続き藤井まきこ氏によるデザインで、細かく描写されているドット絵も相まって映像面での評価は中々に良い。

・物語は全体的にはほのぼのとしているが、所々で感傷的なシーンも入っていたりしていて侮れない。前作のストーリーを知っていると、俄然面白さが増した。どの登場人物もキャラが立っていて魅力がある。

・辻横由佳氏によるサウンドもゲーム全体の雰囲気によく合っている。流石にファイアーエムブレムシリーズのような音楽ではないが、牧歌的な音楽が前作に引き続き、ゲームの世界とよく合っていた。

・ゲームを進めると主人公のチェスティの衣装を着せ替える事が出来るようになり、ゲーム内で作れる多種多様な衣装を着せ替えて楽しむ事が出来るのも魅力。(かなりダイレクトに言うと、ロリのコスプレを眺めて楽しむ事も出来るよ、という意味。女児向けなだけではなく、オタク系の大人でも楽しめるように用意したんじゃないかと感じる仕様が、普通にプレイしていても明らかに感じ取れたので…笑)
アカンのと違いますやろか。
・前作に引き続き、かなりお使いゲーの傾向が強い。何度も似たような事を繰り返されるので、ストーリーを進めていっても新鮮さがあまり感じ取れない。

・着せられる衣装の数が増えたのは良いのだが、服の作り方等はゲーム中ではあまり教えてもらえず、全ての服をコンプリートするのが大変。

・一定の層には一番の魅力(?)とも為りうる主人公のチェスティの着せ替えシステムだが、着替えさせても普段見ているフィールド画面では俯瞰視点なので、キャラクターの衣装をそこまで楽しめるかと言えば微妙なラインだと思う。着せ替え画面で衣装を眺められる事くらい堪能出来る部分がない。
感想だわさ!
 前作『大好きテディ』と同じく、『パネルでポン』や、ファイアーエムブレムシリーズ等を製作しているインテリジェントシステムズの一部スタッフが関わっていると聞いてプレイ。

 牧歌的な雰囲気はよく仕上がっていると思うし、難易度もほぼお使いゲーなために低めなので、低年齢層向けのゲームとしては悪くないと思う。ビジュアル面に関しては高いクオリティを誇っている。

 グラフィックの可愛らしさや、ゲーム全体の雰囲気の魅力には特化していると思うが、プレイヤーが行う事は単調な事ばかり。プレイする魅力、という意味ではややイマイチな部類に入ると思う。ゲームシステム部分がもっと良ければ、かなり面白くなれるポテンシャルは秘めていたとは思うのだけども…。

掲載日:2019年4月16日


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