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スーパーマリオアドバンス4
メーカー:任天堂
開発:任天堂情報開発本部
機種:ゲームボーイアドバンス
発売年月日:2003年7月11日
価格:4800円
ジャンル:アクション


執筆: アルツ社長

映像 音楽 快適性
&操作感
独自性 難易度・
バランス
ボリューム 総合評価
7 6 8 6 8 7 65
プレイ時間…15〜20時間程度
※各項目は10点満点、総合評価は100点満点
イーヤッフー!ハハー!(よかばい)
・色々手が入ってはいるが、基本的には傑作『スーパーマリオブラザーズ3』の移植作品だけに、完成度は高い。過去のマリオアドバンスシリーズよりもボリュームもある印象。

・一時中断セーブ機能など、携帯機で遊び易いように色々配慮されているのは良し。

・過去のマリオアドバンスシリーズと比べると色々手が入っており、アレンジ要素は多め。
マンマミーア…(駄目ですのぅ)
・あれやこれやと大胆な新要素が結構あるのだが(新ステージやアレンジモード等)、カードeリーダーが無いと殆ど遊べない作りなのはかなり印象が悪い。後の時代のDLコンテンツの乱発みたいな感じではある(ソレの物理版って印象。周辺機器と絡めてアレコレ要求してくる作りは任天堂ゲーに多い)。

・これまでのマリオアドバンスシリーズと比較すると、驚くほどオリジナル版から色々いじられており、遊んだ感覚はファミコン版からはかけ離れている部分もある。こんだけ手間を掛けるならば素直にGBA向けの新作2Dマリオでも作ってくれても良さそうなモンだったが…(苦笑)。

・ハードの性能の関係上仕方ないのだろうが、BGMの音質はスーファミ版(マリオコレクション)より若干劣化してる印象ではる。
イッツミーザ、感想。
 アクションゲームの名作『スーパーマリオブラザーズ3』の移植作品。厳密に言えばスーファミの『スーパーマリオコレクション』版のマリオ3が下地になっている(レビューはこちら→ファミコン版/スーファミ版)。

 基本的には過去のマリオアドバンスと同様の移植作品の範疇と思うが、部分的には結構手が入っており、大胆なアレンジモードも追加されている。
 ただし、クセモノなのがその大半は周辺機器であるカードeリーダーと別売りの対応したカードが必要って事で、結構出費を要求してくる部分。過去作の移植+αで新作並・ソレ以上の金額を要求してくるのは正直かなり印象が悪かった(WiiU等のバーチャルコンソール版では予めそれら要素を内包してくれていたが、現在は購入不可)。後のDL商法にでも繋がるやり方であり、「物理的に存在するDLコンテンツ」的なやり方(→周辺機器と絡めたアンロック式、と申すか)は任天堂では比較的見られる手法だが、面白さよりは回りくどさを感じやすく、やり方としては少々セコい。日頃から顧客との中長期的な信頼関係の重要性をアピールしてる任天堂には、こういうあんまセコい売り方して欲しくはナイんだがなー…(苦笑)。

 まぁ、本作に関して言えば過去の名作の移植・アレンジって事で完成度自体は高く、しっかり遊べる内容ではあるが。

掲載日:2006年12月13日
更新日:2023年4月18日


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