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鉄腕アトム アトムハートの秘密
メーカー:セガ
開発:トレジャー
機種:ゲームボーイアドバンス
発売年月日:2003年12月18日
価格:4800円
ジャンル:アクション(2D)


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GBA版 原作文庫版

執筆: アルツ社長

映像 音楽 快適性
&操作感
独自性 難易度・
バランス
ボリューム 総合評価
8 8 7 8 6 7 81
プレイ時間…15〜20時間程度
※各項目は10点満点、総合評価は100点満点
良いのじゃ!
・手塚治虫の色んな漫画から多数のキャラクターが登場し、見た目的にとても豪華。それでいて、鉄腕アトムのイメージを壊さず上手くゲームに落とし込めているとは感じる。

・スピード感があり操作感は良好。ただ、使用ボタンとその組み合わせがやや複雑で、慣れるまでは少々辛いところはあるかも。

・グラフィックは描き込まれおりドット絵の作りは綺麗で動きも良い。
イカンのじゃ!
・ザコ敵の種類が少なく、使い回しが多い。他の部分が良くできているだけに惜しい。敵の表示がちょっと多くなると目立って処理落ちするのも難点。

・難易度「むずかしい」はもはや鬼。「覚えゲー」的な側面もあり、明らかにゲーマー向けの難度設定なのがキツい。かと思えば「かんたん」は下げ過ぎな印象もあり。中間に位置する設定は無いんで、どちらか両極になっちまうって点では惜しまれる。

・敵の体力が視覚的に分かるような作りだったら嬉しかったんだけどな。

・ごく一部、設定や造語部分で本作スタッフの漫画等(※手塚治虫と全く関係は無い)からの流用がある(他シリーズであるPSO2とか、同じプロデューサーが担当のサンダーフォースVIでもこの手のやらかしがあったよーな。セガってこういうヘマが多いよなァ)。
感想じゃぞい。
 セガがちょくちょく出していた手塚治虫作品のゲーム化作品。出来は凡作程度の物が多かったこの手のゲーム化作品の中では、小気味良いアクションが楽しめる、良作と言って良い内容になっておるかと。
 トレジャー作品らしく結構クセは強いものの、やり込んで慣れて挙動を自分の物にできれば上達を実感できる作りであり、ユルそうな見た目に反して結構懐は深いゲームかと。

掲載日:2005年9月28日
更新日:2020年12月8日


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