スーパーマリオストライカーズ
メーカー:任天堂
開発:ネクストレベルゲームズ
機種:ニンテンドーゲームキューブ
発売年月日:2005年1月19日
価格:5800円
ジャンル:スポーツ(サッカー)


かいたひと : アルツ社長

映像 音楽 快適性
&操作感
独自性 難易度・
バランス
ボリューム 総合評価
61
プレイ時間・・・10時間
※映像〜ボリュームは10点満点、総合は100点満点
ぐっどじゃ! バッドじゃ。
・見た目はサッカーだが、相手を攻撃してボールを奪ったり、キーパーをふっ飛ばすシュートが繰り出せたり、何でもアリな内容。オフサイドなどの制限も無く、サッカーに詳しくなくても遊べる内容となっている。お手軽感がウリ。

・様々な種類のアクションが用意されているが、すべてを使いこなせなくてもそこそこ楽しめる仕様なのは正解。徐々に上手くなっていく過程を実感できるのが良い。操作や挙動を熟知しないとまともに遊べない「スーパーマリオスタジアム ミラクルベースボール」と比較すると、この点で格段に優れてる!
・内容が大味過ぎる気がする。なんでもありなのは楽しいが、制限が無さ過ぎるのも困りモノ、と再認識。う〜ん、バランス取りって難しい問題だネェ。

・グラフィックは任天堂から提供された3Dモデルを使ってるのでそれらしく見えるものの、それ以外はどこがマリオなのかさっぱり分からない内容。使った理由が「知名度を上げるため」以外に全く感じられない。加えて、キャラクターの数が少なく、性能差もそれほど感じない。「ベースボール」でも感じたのだが、メインキャラとサブキャラに分けてる時点で不満。せっかくのキャラクター資源を全く活かせていないといった点でもマリオを使ってる意義が見出せない。製作者よ、一人一人のキャラクターを作りこむ手間を惜しむな!

・ゲーム開始時や試合開始前のロードがかなり長い。
かんそうなり
 任天堂の宮本氏は雑誌のインタビューにて「ポリゴンモデルを流用する事でマリオを様々な作品に出し易くなった」と仰っていたよーな気がするんじゃが、「様々なゲーム」に該当するのは大概は任天堂以外のメーカーが製作したものであって、少なからず「マリオ」の名を冠するに相応しくないものもある気がするのよネ・・・。有名キャラを乗っけただけの作品(悪い意味でのキャラゲー)を量産する事に何かメリットでもあるんでしょうか?ゲームボーイアドバンス、ゲームキューブ以降のマリオ派生作品を遊んできて、そう感じました。ま、最近はユーザの目も肥えてきて、マリオでもポケモンでもダメダメな内容なら売れないようになってきたので(良い傾向だ)、次世代機のWiiでは多少は乱発傾向に歯止めがかかるかもしんない。
 ゴルフ・テニス製作のキャメロットも任天堂陣営から少し距離をおいた事だし、ここいらでマリオスポーツも一旦打ち止めにして良いんじゃないかと。幅広い層にアピールしたいなら、「何でもアリのドタバタアクション」とか「子ども向け」とか偏ったイメージが定着したマリオを使うより、無味無臭なタイトルの方が良い気がするぞ。と思ってたらWiiで「Wii Sports」が発表されてましたな。うん、きっとそんな感じの方がベターよ。間違いない。

掲載日:06年8月10日


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