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ベアナックルII 死闘への鎮魂歌
メーカー:セガ・エンタープライゼス
開発:エインシャント
機種:メガドライブ
発売年月日:1993年1月14日
価格:7800円
ジャンル:アクション(ベルトスクロール)


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3DS版 サントラ

執筆: アルツ社長

映像 音楽 快適性
&操作感
独自性 難易度・
バランス
ボリューム 総合評価
7 9 9 8 7 7 83
プレイ時間…20〜30時間程度
※各項目は10点満点、総合評価は100点満点
ヒヤッハー!最高だぜ〜い!
・カプコンの『ファイナルファイト』の亜流的な色合いが濃かった前作と比べると、出せる技の種類が多くて格闘ゲームのような技の使い分けの重要性が上がったり、同時に出て来るキャラクター数が多かったり、かなり差別化できた印象。プレイヤーキャラが多くてそれぞれがしっかり個性的になっており、爽快感自体も抜群に良い。

・前作同様、古代祐三氏作曲のBGMが良い。ゲームミュージックとしては珍しいハウスチックな曲もあったりして印象に残る。効果音も爽快感を巧く演出できており、重さ・痛さを感じられる出来。

・難易度がキツ目の調整の事が多いベルトスクロールアクションとしては比較的マイルドな調整であり、とっつきは良い。更にオプションから難易度も調整できるので、難しいなら易しくもできるし、物足りないなら釣り上げる事も可能。まぁ終盤は相応に敵の攻撃も激しく難しいが、序盤で残機をためてゴリ押しする…とかもできるって意味では救済措置になってるかな、と。
オウノォーウ!駄目なんデース!
・キャラが4名用意されているのは嬉しいのだが、強弱のバランスは露骨であり、特にスピードタイプのサミーはダメージが通らんわ判定が弱いわ割り込みされまくるわで多重にしんどく、プレイヤーがわざと難易度を上げて楽しむ用ではないかと思われるほど(もっとも、挙動自体はしっかり差別化されているので、弱いキャラだって認識して使うならコレはコレで楽しいのも確かではある)。

・要所要所でSFチックな描写があったり違う所は違うのだが、「治安の悪い都市を舞台に拳一つで悪の組織をブッ飛ばす」ってテイストはまんま『ファイナルファイト』である。どうしても亜流って印象が抜けないって意味では損してたカモ…。
感想ですじゃ。
 『ベア・ナックル』シリーズの第2作目。「セガ版ファイナルファイト」と言われる事が多かった前作と比べるとかなり独自性が増し、このシリーズならではの個性も味わえるようになった印象。

 難易度も前作より下がり、アーケードゲーム寄りのバランスな事が多いベルトスクロールアクションゲームとしてはかなりマイルドで遊びやすい。個人的には『ファイナルファイト』よりもこちら『ベア・ナックルII』の方がお気に入りだったりはする。

掲載日:2022年7月26日


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