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大魔界村
メーカー:セガ・エンタープライゼス
機種:メガドライブ
発売年月日:1989年8月3日
価格:5800円
ジャンル:アクション(2D)


執筆: アルツ社長

映像 音楽 快適性
&操作感
独自性 難易度・
バランス
ボリューム 総合評価
8 7 7 8 6 7 72
プレイ時間…20〜25時間程度
※各項目は10点満点、総合評価は100点満点
グレィトぜよ!
・グラフィックやサウンドは高性能機でのリリースということもあり順当にパワーアップ。背景や小物などの描き込みの細かさが良い。

・オニのように難しいからこそ、先に進む事ができた時の感動は大きい。難しいながらも地道なパターン化である程度はなんとかなる範囲であるのもまた確か。

・カクカクで挙動が重くて操作しづらかったファミコン版『魔界村』の欠点が改善されたのも嬉しい。この辺は移植担当のメーカの地力の差がハッキリ出てる感じではある。

・黄金の鎧を取ると武器毎に固有の魔法を使えるようになったのがユニークな点。見た目も豪快で巧く敵を一掃できるとスカッとするのも良し。

・通常の横スクロール面の他、縦に進む面、強制スクロールの面など、結構バリエーションが豊か。
ブゥブゥばいねー。
・シリーズの伝統と言えるが、武器の使い勝手の格差が大き過ぎる。連射が効き射程が長いナイフなんかは使いやす過ぎるし、連射が効かない鎌とか射程が極端に短い剣なんかを取った日にゃ死亡確定。合わん武器とかペナルティにしかなってないワケで、もうちょっとそこんところのバランス取りをなんとかしてほしかった…って魔界村シリーズのレビューだと毎回おんなじ事言ってるな、わし……(笑)。

・とにかくオニのように難しい極悪なアクションゲームなんで、「誰でも気軽に遊べる」内容からは程遠い。難しいのが味のシリーズだけど、もうちょっと手加減してくれても良さそうな気はする。ちょっとはね。
感想でありもはん。
 あの鬼のように難しいゲーム『魔界村』の続編モノだけあって、やっぱり鬼畜級の難しさ。グラフィックや操作性などは順当にパワーアップしてるし、魔法も使えたりして演出的に派手になって見た目でも楽しめるのも良い。ただ、相変わらず弩級のオニ難易度のため、人を選ぶ内容であることだけは確か。

 わしは1周目は辛うじてクリアできたけど、武器固定(クリアに必需品のサイコキャノン)の2周目の完全クリアは武器の使い勝手の問題でまったくムリできんかった。わしゃヘタな割には結構好んで魔界村を遊んでいたのだが、今となっては3〜4面でヒーヒーである。1周だけでも昔はよぅクリアできたなァ(トホホ)。

掲載日:2009年10月19日
更新日:2023年9月19日


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