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獣王記
メーカー:セガ・エンタープライゼス
機種:メガドライブ
発売年月日:1988年11月27日
価格:5800円
ジャンル:アクション(2D)


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3DS版(本作を収録)

執筆: アルツ社長

映像 音楽 快適性
&操作感
独自性 難易度・
バランス
ボリューム 総合評価
7 6 6 7 6 5 61
プレイ時間…7〜8時間程度
※各項目は10点満点、総合評価は100点満点
良いある!最高ある!
・変身のインパクトが強い。敵を倒してちょっとずつパワーアップしていく絵的な変化もユニークだし、見た目もなかなか。ステージ毎に変身の種類が違うのも凝っている点。微妙にグロい感じでもあるんだが、そこまでイヤらしい感じでも無いって意味では、割と狙い澄ましたデザインなのかも。完全体になった時の良く言えば、変身した時の豪快さ、変身してない時の非力な人間のチマチマ感。両者の間でメリハリが効いてる、とは言えるか。

・グラフィックはそれなりにキレイ。ファミコンとかだとまず不可能な大きめのキャラクター&グラデーションの効いたドット絵は高性能機ならではか。
イカンですきにー。
・バランスは割と大雑把な感じだし、変身してない人間の時なんかはチマチマと敵と間合いを取りつつ動く事を強要される感じで、窮屈な印象は否めず。変身すると一転、強めな技を使ってガンガン進めるが、今度はワンパターンになりがちな感じも。あえて狙って極端に強弱付けてるんだろうけど、ゲームとしては大味な印象は否めず。

・全体的に挙動は重くてモッタリした感じ。キビキビは動けず、適当に進めるとダメージばっか蓄積して簡単に死んでしまうため、実際の所は敵の出現パターンをしっかり覚えてひたすら丁寧なプレイが求められる。覚えゲー的な色合いが濃く、爽快感はあまり無い。

・ステージ自体はそんなギミックとかあるでも無く、平坦でやや退屈な感じかもしれん。
感想たい。
 メガドライブを代表するアクションゲームの1つ。やたらと見た目のインパクトの強い変身シーンが印象に残る。変身する獣はバリエーションも多くて性能も色々用意されててかなり凝った作り。
 一方、アクションゲームとしての出来はモッサリな挙動に単調かつ地味な展開続きって事で、凡作レベル止まりかなーって感じはする。知名度程の完成度の高さは正直感じなかった。個人的には。ネタとしては楽しいけど、良作・傑作って言うには色々粗が多くてちょっと届かん印象ではある。

掲載日:2019年1月29日


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