武者アレスタ
メーカー:東亜プラン
開発:コンパイル
機種:メガドライブ
発売年月日:1990年12月21日
価格:6800円
ジャンル:シューティング(2D・縦スクロール)


執筆: アルツ社長

映像 音楽 快適性
&操作感
独自性 難易度・
バランス
ボリューム 総合評価
8 7 7 9 8 7 78
プレイ時間…10〜20時間程度
※各項目は10点満点、総合評価は100点満点
良かですたい!
・オプション装備で敵の弾を消せる&装備があれば一発ではやられない等の救済措置的な要素が多いため、シューティングがあんまり得意でないプレイヤーでも楽しめるのではないかと思う(まぁ筆者なんかもそのパターンですな)。敵の弾の隙間を避けるよりも強引にガンガン攻める!その豪快さが一番の味。特に難易度低めの方なんかはスイスイ進めて、それでいて豪快さも味わえるから、「ボカァ、シューティングはちょっと…」とか敬遠気味の方にこそオススメしたい内容と言える。もちろん、難しい方は相応に難しいから、大味でミスを無視して突っ切れる訳でもなく、豪快なりに繊細なプレイを求められる事に変わりは無く、シューティング好きの方でもしっかり楽しめる内容かと(たぶん)。

・この時期のシューティングにはありがちな余分なデモシーンとかイベントとか用意されているでもなく、とにかくガンガン面クリア型でテンポよく進めるのは嬉しい点。余分な待ち時間が無いためストレスに繋がらないのが良い。

・グラフィックは特別キレイってレベルでもないとは思うが、描き込みが細かい割には見やすくまとめられている。メガドライブでは仕様として出来ない多重スクロールをムリヤリにプログラム技術でそれっぽく見せているコダワリは見栄え的にも「うおっ!?」と驚くし、純粋にかっこ良くもある。

・サウンドもゲーム内容通りのむさ苦しいまでの熱さが味わえるロックテイスト。メガドライブ特有の音質の安っぽさの関係で損してる部分もあるが、曲自体は良いと思う。
ダメですばい。
・BGMは良く言えば『熱い!!』だが、ちょっとギンギン響いて音割れっぽくも聞こえ、耳障りに感じる部分もある。

・自機のスピード調整が「ポーズかけて十字キーでどうぞ」なるかなり変則的な操作。これ、攻撃2種が別のボタンに配置されてるけど、1つのボタンに攻撃をまとめ、余ったボタンに速度変化で良かったんでないの?ま、ボタン数足りないからそうしたんだろうし、一応ポーズかけるからゆっくり適したスピードとか選べるメリットもあるにはあるけどさ。

・パッケージがいかにも80年代のロボットアニメ調の女性キャラクターとか描かれてて、なんかギャルゲー臭く見える点は損してると思う。
感想ですけん。
 武者とか付いてるから和風なのかと思いきや別にそうでもなく、パッケージの昔のアニメみたいな女性キャラの関係でナンパに見えるがそうでもなく、色々とややこしいシューティングゲーム。
 一分セガ党のユーザさんにとっては神レベルの超傑作って事になってるそうで、実際、(神ゲーってくらいかどうかは疑わしいが)良くも悪くも暑苦しいデザイン&BGM&バランスで個性的な仕上がりになっているかと。シューティングが苦手な人でも楽しめるような救済要素が多いので、あんまりシューティングが得意じゃない方にこそおすすめしたい内容。近年主流の避け重視の弾幕シューみたいな『パターン構築で華麗に避けつつ敵を倒す!』ではなく、『とにかくズバババっと撃ちまくり攻めまくる!!』な豪快さが味わえる個性派と言えそうな。

掲載日:2015年4月20日


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