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アウトランナーズ
メーカー:セガ・エンタープライゼス
機種:メガドライブ
発売年月日:1994年5月13日
価格:7800円
ジャンル:レース


執筆: アルツ社長

映像 音楽 快適性
&操作感
独自性 難易度・
バランス
ボリューム 総合評価
4 6 4 5 5 6 48
プレイ時間…5〜6時間程度
※各項目は10点満点、総合評価は100点満点
YOYO!サイコーだYO!
・ハード性能の関係上、やっぱ大幅に劣化はしてはいるのだが、グラフィックもサウンドもほんのりアーケード版の雰囲気はある。コース分岐とかは再現されているし、変化していく背景とかもそれっぽい感じには仕上がっている。

・車種が多くて挙動とかもしっかり違いを感じられる性能なんで、色々使ってみる過程が楽しい作りではある。
Oh…ダメなんだZE!
・どう考えてもムチャ移植…と申すか。スクロールはガックガクで滑らかさも爽快感も感じられないし、アニメパターンも少なくて滑らかさも無いし、元のアーケード版と比較すると劣化具合が激しい。まぁアレンジ移植で別物であってもしっかり楽しいって出来ならソレはソレでよろしいかと思うが、実際の所は単純に劣化してるだけに思える部分が多く、物足りなさばかり感じてしまう。

・1人で遊んでも必ず画面が上下に分割されてしまう。画面が狭い上に車が大きめでスクロールが粗いため、小ぢんまりとしてて迫力がナイのがすこぶる残念。遠景が表示されないため、突然視界に急カーブが入って来るなど、プレイにも支障をきたすレベルの劣化具合なのがしんどい。まぁ上下分離方式って言うとスーファミの『スーパーマリオカート』もそうだったのだが、あっちは動きは滑らかだしキャラ自体が小さめだからそこまで窮屈さは感じなかったんだよなー。
感想でござる。
 アウトランシリーズの3作目『アウトランナーズ』のアーケードからの移植……なのだが、滑らかに動きまくる大きめのスプライトの表示と豪快なサウンド、圧巻のスピード感を誇り迫力のあったアーケード版に比べるとちんまりとしてて兎に角物足りなさばかり感じてしまう。

 明らかにハードのパワーが足りてないムチャ移植の範疇であり、できる事なら後の高性能なマシンで移植して欲しかった。メガドラは1作目の『アウトラン』移植でも性能足りてないのになんでまた…ってチョイスではあった。しかもメガドラ以外に移植されてないんだよなー…。
 レトロゲームを移植してるSEGAAGEシリーズ枠とかで復活しないかなー…。完全移植が出たら絶対買うんだけどなー、どうですかね、セガさん。

掲載日:2024年4月23日


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