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ぷよぷよ通
メーカー:セガ・エンタープライゼス
開発:コンパイル
機種:メガドライブ
発売年月日:1994年12月2日
価格:6800円
ジャンル:パズル(落ちモノ)


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PS1版

3DS-VC(ゲームギア版)

執筆: アルツ社長

映像 音楽 快適性
&操作感
独自性 難易度・
バランス
ボリューム 総合評価
7 8 8 9 7 6 81
プレイ時間…15〜20時間程度
※各項目は10点満点、総合評価は100点満点
良い左衛門。
・現在まで続く『ぷよぷよ』シリーズのルールを完成させた作品であり、ウデが均衡した相手との対戦が非常にアツくなった。相殺(相手が連鎖した際、自分も連鎖で対抗すると両者の差分のみぷよ数の少ない方に降る)の導入により、「少しでも先に致命的な攻撃を繰り出した者勝ち」だった前作のバランスが変化し、一回の連鎖で勝負が決まるということが無くなり、腕の均衡した相手との対戦は非常に白熱する。

・色々とルール変更して遊ぶことができるのは面白い。
駄目右衛門。
・相変わらず、腕前に差のあるプレイヤーの対戦は一方的になりやすい。連鎖が巧く組めるかどうかが全て。初心者に敷居が高いのはこの辺が原因だと思う。

・COMの強さも結構ハードに設定されており、壁と感じやすいバランスではある。

・セガサターン以降の後発版と比べると漫才デモ等の演出部分はバッサリとカットされており、若干寂しさもある。
感想の介。
 ぷよぷよ2作目の家庭用ゲーム機移植の一発目にあたる。セガサターン以降の移植と比べると演出面がやや簡素だが、ゲーム部分はこのメガドライブ版(…と申すか最初のアーケード版もか)の時点で完成されている印象。

 かなりテコ入れされたとは言え、結局は腕前の差が出やすく、ヘタなプレイヤーが格上の相手に勝つ番狂わせはまずムリなままなんで、その意味では意外とパーティゲーには不向きか。
 とは言え、現在までの『ぷよぷよ』シリーズのシステムの基本部分はこの作品をベースに作られており、完成度は高い(続編の『SUN』なり『よ〜ん』なりもベースになってるのが本作なんで)。その意味ではシリーズ最高傑作と言える存在だったカモ。

掲載日:2010年3月28日
更新日:2021年12月21日


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