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マリオゴルフ64
メーカー:任天堂
開発:キャメロット
機種:ニンテンドウ64
発売年月日:1999年6月11日
価格:6800円
ジャンル:スポーツ(ゴルフ)


執筆: アルツ社長

映像 音楽 快適性
&操作感
独自性 難易度・
バランス
ボリューム 総合評価
7 7 8 7 8 7 78
プレイ時間…50〜60時間程度
※各項目は10点満点、総合評価は100点満点
イーヤッフー!ハハー!(いいとこ)
・ゴルフゲームとしてはオーソドックスなシステムで馴染みやすい。ファミコン版の『ゴルフ』(これも任天堂作品)から脈々と受け継がれる『ボタン3回押し』の操作を踏襲している。奇抜さは無くて後のマリオスポーツ作品と比べると一見ジミな内容ではあるが、コースデザイン・操作性・バランス部分もろもろ、出来は良好。

・同時期の他機種のゴルフゲーと違って読み込みが無くサクサク進むのも地味にメリット。

・通常のトーナメントモードや対戦モードの他にも『リングショット』や『クラブスロット』などの多人数向けルールが用意されていたのがユニーク。

・ゲームボーイの『マリオゴルフGB』と通信する事で自分が育てたキャラを使えるなど、独自の遊び方ができる点は面白い。
マンマ・ミーア…(イカンとこ)
・マリオと関係ないオリジナルキャラが多過ぎてちょっと違和感があるかも。また、マリオが終盤の『凄腕の隠しキャラ』扱いで最初から使えないってのも、ある意味では異例ではある。

・ロクヨンのゲームの中でもとりわけ画面がボヤーっと滲んだ発色で、文字がやや見づらい感じなのが気になる。

・キャラ育成の要素は『マリオゴルフGB』側に全て退避した格好になっており、本作単体でのボリューム自体はそれほどでもない。
イーッツミー、マーリオ(感想じゃ)
 ファミコン以来となる久しぶりのマリオゴルフ。プレイステーション『みんなのGOLF』似と思いきや、それもそのはず、開発元が同じキャメロットだったという。『みんGOL』側が『2』からキャメロット独立組(クラップハンズ)が作るようになりキャメロットが離れた事を思えば、見方によってはこちら『マリオゴルフ』側がみんGOL1の直系の後継作と言えるかもしんない。

 内容自体は後のキャメロットのスポーツゲームと異なり、無骨でシンプル、オーソドックスなゴルフゲーム。近年のマリオのゲームはゴテゴテと必殺技だの演出だのを盛り込んだものが多いが、この頃の作品はそのような味付けがなされていない。どちらかと言えば、わしはこちらの古典的・無骨な内容の方が色物っぽさがなくて好みだったんだがなー。たまにはこういうギミックやイロモノなシステムで勝負しない王道のモノも作ってみて欲しいと思うトコではある。

掲載日:2005年11月26日
更新日:2022年5月17日


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