クールボーダーズ ポケット
メーカー:ウエップシステム
機種:ネオジオポケット
発売年月日:2000年2月24日
価格:3990円
ジャンル:スポーツ(スノーボード)


執筆: アルツ社長
映像 音楽 快適性
&操作感
独自性 難易度・
バランス
ボリューム 総合評価
5 5 3 5 2 4 39
プレイ時間…5〜6時間程度
※各項目は10点満点、総合評価は100点満点
良いとこだYO!!
・雪質の種類(新雪・アイスバーン・土が露出してる個所)ごとに挙動が違っているのは意外と芸が細かい。携帯機向けのスポーツゲームとしては相応に凝ってる部類に入るかと。

・操作自体は使用ボタンが少なく、シンプルにまとめられている(十字キー左下で速度アップ、右上で減速、左上で右折、右下で左折、Bボタンでジャンプ)。
ダメだと思うYO!!
・斜め上前方から俯瞰するような視点となっていて、画面は左下から右上にスクロールしていくが、正直なところ非常に遊びづらい。45度ずれて斜めになってるのが、ゲーム性にプラスに作用してない気がする。

・レスポンスがよろしくない。ボタンを押してからキャラが反応するまで変な間があって思い通りに動かせないのが結構イラつく。あと、ジャンプ操作が認識されず無視される場合があるのだが、その基準がイマイチ分からん(他のソフトはちゃんと動くんで本体の不備では無いと思う)。

・難易度そのものが妙にムズい。鬼のような高さ。一番最初のコースから一面そこらじゅう穴だらけ、樹木はプレイヤーに向かって一斉に倒れ、やたらと判定のでかい犬やクマなどの動物がプレイヤーの滑走の邪魔をすべくコース上を走り回る…てな具合であり、完走するのさえ困難。プレイヤーの体力は少なく、数度ミスするとくたばる脆さ。そのため、必要以上にトライ&エラーを強要される。何も最初からここまでプレイヤーを殺す気マンマンの極悪難度に設定にしなくても……。
感想なんだYO!!
 えー、まー、ネオジオポケットは3D表現ができないので、当然画面は2Dで構成されてるワケですが、…どうも…微妙に…ってか恐ろしく遊びづらい。斜めにスクロールし進路も急には転換できないので障害物を避けるのが困難。おまけに最初っから障害物配置されまくり。出だしから鬼のような難易度と来た。
 最初の方だけはキアイで頑張って最初の方はクリアできたけど…これは全クリはとても出来そうにねぇや、うん、むり。

 妙にメルヘンチックなBGMが流れるが、その中身は真っ赤な色の激辛カレーってな具合。製作者側にユーザー視点を持つスタッフがいないことで、難易度激辛化の暴走が止まらなくなっちゃったんでしょうかねェ。ゲーム作りにおける難易度設定がいかに大切かを身を持って知ることができる存在とは言えそうな(苦笑)。

掲載日:2010年2月25日
更新日:2018年1月30日


機種別一覧(ネオジオポケット)に戻る

レビュートップページに戻る

縮緬遊戯堂トップページに戻る