縮緬遊戯堂 > レビューランド > ニンテンドースイッチ > ダブルドラゴンIV

ダブルドラゴンIV
メーカー:アークシステムワークス
機種:ニンテンドースイッチ
発売年月日:2017年9月7日
価格:800円
ジャンル:アクション(2D・ベルトスクロール)


執筆: アルツ社長

映像 音楽 快適性
&操作感
独自性 難易度・
バランス
ボリューム 総合評価
6 6 5 5 5 6 57
プレイ時間…4〜5時間程度
※各項目は10点満点、総合評価は100点満点
よかですたい。
・ファミコンの頃だと複数のボタン同時押しで無いと発動しない技がワンボタンで発動できるようになるなど、技の出し分けがやりやすくなったのは◎。

・ファミコン準拠の作りっぽいが、敵キャラはファミコンの限界を超えて結構な数が出てくるので、見た目としてはそれなりに賑やかな感じはあって楽しい。

・クリアしていくと対戦モードで使えるキャラがどんどん増えて行くのが面白い(一方、だんだん主人公キャラの性能のショボさとか明らかになるにつれ、切なくもなるが)。
だめですばい。
・真っ当にファミコンっぽい作りで、個人的には「懐かしい」より単純に「古い」って感覚しか湧かなかった。近年のレトロチックなゲームブームに載っかった作りだとは思うけど、バランスが昔のまんまなんで「キツい」しか感じられねえんだよなー…。思い入れのあるファンにはこっちの方が良いんだろうけど、わしゃそこまでこのシリーズに思い入れが無いんで、思い出補正分のプラス補正をゲーム側でしてくれない場合、どうしても印象が悪くなる。

・敵が普通に起き上がりでのハメを狙ってボコ殴りにしてくる。2〜3人ならまだタイミングとか見計らってカウンター的に攻撃して立て直しもできるが、4〜5人に囲まれて遠距離からも飛び道具の連射とかしてくると立て直しすらままならず一方的に殴られる羽目になるのがキツいし理不尽に思える(難易度調整とかあればなー…)。

・決定とかキャンセルとかのボタン配置(Bが決定で、キーコンフィグでもこれはいじれない)がなんかイヤ。海外製ゲームのPS・XBOXのボタン配置なんで、どうも違和感がある。あと、言語をちょっといじると、日本語に戻してもイベントシーンとか戻らんバグがあるっぽい。

・ベルトスクロールで細かい足場のジャンプステージ(しかも落ちると一発死)とかもっさりでストレス溜まるだけなんで、個人的には要らないんだが、これが結構多い。しかも中盤から敵まで出てきて更にイライラ…。
感想なり。
 あんまこのシリーズに思い入れが無い事もあって、「懐かしい」より単純に「古い」って印象が先行。遊んでて面白いって感じるよりもストレスを覚える事の方が多く、ちょっと残念だった。この手のレトロ復刻的な懐かしゲームとか近年は結構増えた感じがするけど、個人的にはユーザ側の思い出補正的な分も加算して作ってくれてないと今遊ぶには辛いものが多いように感じられたり。世間様的にはそこそこ高評価な声が多いっぽい本作だが、わし的にはただ古いだけにしか感じられず、正直『ビミョー止まり』だったかな。

 本作に関して言えば、細かい部分での配慮とかも無く、単にファミコンゲーの新作って感じで、値段は高くないけどあくまで「相応の作り」止まりって印象。

掲載日:2019年5月21日


縮緬遊戯堂 > レビューランド > ニンテンドースイッチ > ダブルドラゴンIV