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パンツァードラグーン:リメイク
メーカー:Forever Entertainment
開発:MegaPixel Studio
機種:ニンテンドースイッチ
発売年月日:2020年4月2日
価格:2599円
ジャンル:シューティング(3D)


執筆: アルツ社長

映像 音楽 快適性
&操作感
独自性 難易度・
バランス
ボリューム 総合評価
6 6 4 5 5 4 52
プレイ時間…5〜6時間程度
※各項目は10点満点、総合評価は100点満点
良いのでござんす。
・難易度設定が可能となり、簡単な方であればまずシューティングがニガテな人でもしっかりエンディングは拝める事とは思う。標準設定だと難易度はかなり高めとはおもうが、覚えゲー的色合いが濃い感じなんで、敵配置さえ把握して攻撃される前に早め早めに敵を片付けていけばシューティングが苦手でもクリアは可能な範囲と思われる(ノーマルならわしでもクリアできたしね!)

・グラフィックはかなりチープでドリームキャスト・プレイステーション2・ゲームキューブ世代程度の映像レベルだとは思うが、元のサターン版の雰囲気を残した程度の肉付けって意味では、コレはコレで良かったのかも。カクカクしてたサターン版よりスクロールは滑らかになっているのは◎。

・敵の配置とかはサターン版に忠実な印象(そこまで思い入れが無いんで、違うトコは結構違うかもしんないけど)。
駄目でありんす。
・「えー、ウソー」って言っちゃうくらい、バカみたいにロード時間が長い。ステージ毎に開始前に分単位(!!)のロードが挟まるのがキツ過ぎ(気が短いわしとしては10秒でも十分長いのにあろうことか80秒〜100秒とか待たされるからな!フリーズでもしたのかと思ったぜ!!)。やー…大昔のネオジオCDとかじゃあるまいし、まさか21世紀にもなって、しかも完全新作でなくて大昔のゲームのリメイク作品でこんな頻繁に待たされるとは…(苦笑)。

・元はセガから出てた作品と思うが、こちらリメイク版の開発の方は海外のメーカに丸投げされているらしく、UIの日本語訳が色々怪しい(恐らく日本語ができる人間が外注先におらず、日本語が出来ん人が機械翻訳で手掛けた訳がそのまま製品に載っちゃってる)。メニュー画面の難易度選択は「容易」とか「正常」とか書いててパチモンくささが半端ない(その割には難しいモードは「ハード」だったりして謎)。いやー…上記のクソ長いロード時間共々、セガもヨソに丸投げしてないで、口出すべき所はちゃんと指摘しておかんと…。自社のシリーズなのにこういう所が杜撰なのよね…セガって(セガ作品ってファミコンやPCエンジン等、大昔からヨソのメーカから移植作品が出てる事は多かったけども)。

・サターン版の時点で途中セーブが出来なくてもそれほど不自由に思わん程度のコンパクトな内容であり、このリメイク版も基本的にはそのまんま。ボリューム面は正直それほどでもなく、かなりアッサリした内容ではある。PS2版(SEGAAGES2500)での追加要素も無い感じなんで、PS2版と同じ2500円程度ってのが割高に思えてしまう。…まぁわしゃセールの時に700円とかで買ったけどな(逆に言えば2500円満額出してたらもっと文句ブーブーだったと思われる)。

・難易度ノーマル(作中では正常扱いだが)はオリジナル版同様に高め。ある程度敵の配置とか覚えておかないとダメージが蓄積しやすい。そういう意味では覚えゲー寄りのシューティングと言えるか。

・効果音はサターン版よりちょっとショボく(=妙に軽い感じに)なったのは否めんかな…。
感想だぜよ、おとっつぁん。
 セガサターンで出ていて人気だったセガ製3Dシューティング『パンツァードラグーン』の1作目(レビューはこちら)のリメイク作品。グラフィックとかはそこまで綺麗になってはいないが、元の雰囲気を崩さない程度に露骨に角ばってるトコとか背景の地形とか底上げしてる感じである。
 一方、セガ自身ではなくて海外メーカに丸投げでロクに…ってかほぼ監修も入ってない感じであり、元が日本のゲームなのにUIの日本語が珍妙な感じだったりするのはかなりトホホである(まぁ今現在のセガにゃオリジナル版手掛けた人とかあんま残ってないかもしれんが)。また、ロード時間が異様に長く、大昔のゲームのリメイクなのに平気で分単位で待たされるのはかなりストレスに感じた。

 全体としては少々クオリティ面で不満の残るリメイクって感じだが、雰囲気自体はしっかり残ってるし、PS2時代に出てた半端リメイクのSEGAAGES2500(のオリジナル版の完全移植を目指したM2とかの後期作品でなく、半端にアレンジされた前半の雰囲気)に近い感じって例えるのが妥当だろうか。アッサリした内容に加えて改悪されてる部分も多いんで、オリジナル版を知ってて、かつ、細かい作り込み不足を「まぁ安価帯のソフトだし、セガ自身は大して関わって無さそうだし、まぁこんなモンっしょ」って許せる寛容なユーザさんなら楽しめるだろーか…(笑)。

掲載日:2023年12月5日


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