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キセノンレーサー
メーカー:SOEDESCO
機種:ニンテンドースイッチ
発売年月日:2019年7月11日
価格:3499円
ジャンル:レース


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キセノンの自伝でもどうぞ♪
(ゲームと関係ネー!)

執筆: アルツ社長

映像 音楽 快適性
&操作感
独自性 難易度・
バランス
ボリューム 総合評価
5 7 4 5 5 6 56
プレイ時間…2〜3時間程度
※各項目は10点満点、総合評価は100点満点
よかですたい。
・ゲームモードは1人でグランプリを戦っていくモード、手軽にコースを選んで戦うモード、分割画面での多人数対戦モード、オンラインでの対戦等、そこそこ用意されており、ボリュームはある方か。

・操作自体はシンプルで大まかに言えばアクセル・ブレーキ・ブーストとドリフト発動用のボタン程度。ブレーキは何種類か用意されているが、それほど使い分ける場面も無さそうなんで、最速を狙うとなると色々使い分ける必要もあるかもしれんが、とりあえず道なりに走り切る分にはそれほど高度な事は要求されない…って意味ではシンプルな方なのかな。

・手軽なドリフト走行の要素があって、かつ操作自体は比較的シンプルって意味で、プレイ感覚はワイプアウトやF-ZEROよりも、リッジレーサーとかに近いかも(スピード感だけで押してくるワケでないのでF-ZEROっぽくはなく、浮遊感もそれほど無いためワイプアウト系でもないって意味でな)。ある意味では懐かしさも感じられる挙動かもしれない。
だめですばい。
・えーとちょっとこれはね…ロードが「ウソッ!?」ってくらいクソ長い&クソ多い。タイトル→ロード→ムービーデモ→ロード→メニュー画面…って感じで30秒クラスの読み込みが挟まり、やたらと待たされるのが非常にイライラする。もうちょっとねぇ…何とかならんかコレ…。メニューの階層移動でも、わざわざ車の入庫/出庫の映像が流され、しかも飛ばせない。んー。配慮が足らんと思う。

・グラフィックのレベルはそこそこだと思うが、フレームレートは恐らく20〜30程度であり、現行世代のレースゲームとして滑らかさは感じない。背景の近距離でのポップアップとかも多めであり、ちょっと見栄えはよろしくない。

・ハンドル操作だけでのコーナリングはほぼ曲がらず、コーナーはドリフトの使用が必須っぽいバランス。かつ、最初の方のコースからして、S字なり連続するコーナーなり形状が複雑で難易度が高いのがキツい(最初のコースでも壁にぶつからずクリアとか妙にムズいのである…)。

・難易度は3段階用意されており、随時変更可能だが、ノーマルの一番最初のコースの時点でCOMマシンは遥か彼方にすっ飛んで行ってしまう。そんなにやり方悪いかなー、コレ…。レクチャーが最初の最初以外は無いから、何が足りんかワカランしー…。
感想。
 F-ZEROとかワイプアウト本編が途絶えて久しい中、インディーズからポツポツとSF系のレースゲームは出てはいるのだが、メジャーな物に比べると、やっぱこの手のレースゲームって開発側の力量がハッキリ出てしまうなァ…って印象。静止画の見た目はそこそこだと思うが、フレーム数の少なさから滑らかさはそれほど無く、全体的にロードが長い&多いのもしんどい。

 値段も3500円して安い価格帯ではない割に、内容的にはそれほど光る点が感じられないように思えるのはちょいとキツいカモ。もうちょっと頑張って欲しかったところ。

掲載日:2020年7月14日


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