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妖談寺
メーカー:ケムコ
機種:ニンテンドースイッチ
発売年月日:2017年12月7日
価格:500円
ジャンル:RPG(ローグライク)


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妖怪辞典とか…

数珠でもどうぞ
ナンマンダブ…

執筆: アルツ社長

映像 音楽 快適性
&操作感
独自性 難易度・
バランス
ボリューム 総合評価
5 5 5 6 5 6 54
プレイ時間…3〜4時間程度
※各項目は10点満点、総合評価は100点満点
ワーオ!よかばいねー!
・あれやこれやと妖怪を集めて色々と使ってみるのが楽しい。選ぶ妖怪(=自キャラ)毎に特技が異なり、道中で適した動きもガラリと変わって来る点は面白い。

・1プレイが非常に短い分、手軽に再挑戦できるのはメリット。短時間の暇潰しにも良さそう。ワンコインって考えればボリュームもそれなりにある方か。

・ロードが一切無くサクサク進んでこの部分でストレスを感じない点はよし(最近だと軽量級のゲームでも長いのは長いしな)。
おーの、イカンぜぃ。
・「アイテムがごそっと6〜7個固まって落ちていたかと思えば(全部で5つしか持てないのに!)全然落ちてない事もある」だとか「序盤の行動の選択肢がほぼ無い状態で遠距離攻撃を仕掛けて来る敵が湧くと、ほぼ詰みが確定する」だとか、どうもバランス調整がやたらと大雑把で、自分の責任でミスしたというよりは単純に理不尽だと思いたくなるようなバランスなのが残念。

・低難易度のピクニックモードとかあるんだが、個人的にはそれでも十分過ぎるくらい難しい。

・良くも悪くも低価格帯の製品らしく、作りは安っぽい。グラフィックに関しても『ファミコンっぽい懐かしさ』ってよか、下手するとファミコンより素朴かも(まぁ色数はこっちの方が多いけど)。BGMも短くてすぐループするし、曲自体も単調で良い出来って感じでもない。

・この手のジャンルの先駆者である『不思議のダンジョン』(トルネコ/シレン等)と比べると操作方法も直感的でなく、システム周りは親切さの欠片も無い点は、遊んでて少々ツラい。アイテムを拾うのがアナログスティックに割り振られてるのも直感的ではないし。

・チュートリアルは用意されているが数値類なりシステム部分なりの説明が全然足りない。攻略サイトさんを見て「あー、そういう事?」ってなんったんだが、もうちょっと分かりやすく書いててくれても良かったと思う。
感想だべ。
 風来のシレンやトルネコ等の『不思議のダンジョン』ではなく、その元となった『ローグ』寄りのRPG。ワンコインで買えて個性がハッキリした妖怪を多数操作できて、ハマれば「コスパも最強!」ってなるのかな。個人的には不親切さと難易度の高さで「あーダメだ、ついてけねー」ってなっちゃったんですが。コレがファミコン時代に出ていて30年前に遊べたなら、結構ハマってた可能性もあるんスけど…んー、先に『トルネコ』・『シレン』を遊んであちらさん方の完成度・快適性を味わっちまうと、どうしても不満点山盛りになっちまって。
 ローグライク好きでもヘタレ寄りシレンジャーさんだと恐らくわしみたいに挫折する羽目になるかと。生粋のツワモノ系シレンジャーさんならどうぞ、って感じか。どーせシレン本編は出ないんで、先祖返りでローグ寄りの本作を遊んでじっくり待つ…と申すかシレンを忘れて没頭しちまうってのも手かと(笑)。

掲載日:2019年12月3日


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