P-47
メーカー:日本エイコム(サミー)
開発:NMK、ジャレコ
機種:PCエンジン
発売年月日:1989年3月20日
価格:5200円
ジャンル:シューティング(2D・横スクロール)


執筆: アルツ社長

映像 音楽 快適性
&操作感
独自性 難易度・
バランス
ボリューム 総合評価
5 5 7 6 7 6 63
プレイ時間…5〜6時間程度
※各項目は10点満点、総合評価は100点満点
良き哉。
・どうにも地味で突き抜けて良い部分とかあんまり感じないんだが、同時に「あー、ここダメだ…」とか嘆くような部分も見当たらず、普通に遊べてバランスも別に崩壊とかしておらず、しっかり楽しめる作り。意外と隙の無い作りと言えるかと。まぁなんとな〜く無難に良く出来てる、そんなところがたぶん良いとこなのかも。

・サブウエポンの種類が多く、それぞれの武器が性能的にも個性が立っている分、プレイ感覚としては面白さに結び付いているとは感じる。

・グラフィックも地味過ぎる程に地味なんだが、それなりに描き込みが細かい部分もあったり動きもチマチマしていながら意外としっかり動いてたり、まぁ地味なりに味わい深いグラフィックとは言えそうな。

・背景がベタ塗りの箇所が多い事が幸いして、敵の弾とかの見分けは付き易い。
ダメ也。
・一応良い点でも挙げたグラフィックだが、まぁ普通に捉えればPCエンジンのゲームとしては純粋にショボい。

・よくよく観察すると動きも絵的にも細かい作りではあるが、自機も敵も小じんまりとしている上にゲームそのものも展開的に起伏が少なく、全体の印象としてどうにも素朴過ぎる感あり。

・一部ステージでは空や雲の描写が妙に凝ってる箇所もあり、そういう場面では敵や弾が見づらい所もあるにはある。雲と敵弾が同じ灰色系なので、余計に見づらかったり。
THE 感想。
 元はアーケードのシューティングで移植にあたって良くなってる部分も劣化した所もあるらしいけど、そっちは生憎1回もやった事ないどころか見かけた事すら無いので、比較は割愛。

 まぁ内容としてはサブウエポンの多彩さ等でユニークな点はあるにはあるが、基本的にはオーソドックス過ぎると言ってもいい程の横スクロールのシューティングゲーム。グラフィックやサウンドがアーケードからの移植にしてはちんまい出来だったり、展開的にも起伏が少なく地味だったりはするけども、バランスはそこそこ取れていて、しっかり普通に遊べる内容。まぁファミコンだのPCエンジンだののゲームはそもそものバランスが崩壊していてゲームとして成り立ってなかった物もあったから、このゲームみたいに地味ながらしっかり遊べる出来ってのは、それだけでもまぁ見所ありと言えそうな。

掲載日:2015年4月13日


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