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ヴォルフィード
メーカー:タイトー
機種:PCエンジン
発売年月日:1989年12月27日
価格:6600円
ジャンル:アクション


執筆: アルツ社長

映像 音楽 快適性
&操作感
独自性 難易度・
バランス
ボリューム 総合評価
7 6 8 7 7 6 73
プレイ時間…10時間程度
※各項目は10点満点、総合評価は100点満点
良きかな。
・基本的なルールは『クイックス』をそのまま踏襲(ゲームボーイ版のレビューはこちら)。線を引いて陣地を増やすというクイックスのシンプルなルールはそのまま、自機のパワーアップ要素や敵のバリエーションの増加等、アレンジが加えられ、新鮮な気分で遊ぶことができる。

・無味無臭な『クイックス』と比べるとSF的な演出とかが加えられており、ほんのり世界観の演出に役立っている感じ。
イカンなり。
・ゲーム内容そのものではあんまり不満点は無いが、一点。セーブ機能が無い。パスワード機能も無い。従って中断は一切できない。ハイスコアとかまでは記録できなくて良いから、何かしらフォローは欲しかった。

・出た当時としても素朴な内容であり、ユーザを突き放し気味の難易度も相まって壁にぶつかりやすく飽きやすいのは難点。たまに遊びたく魅力はしっかり備えてるんで、他の大作の合間に気分転換とかでちまちま遊ぶのが向いてそうではある。
感想でごんす。
 同じタイトーの『クイックス』のアレンジ・派生作品って趣のゲーム。根っこのルールはほぼそのままクイックスを踏襲し、SFチックなグラフィックで世界観に奥行きを持たせている。
 単純なルールながら、ついついもう一回、と遊んでしまう懐の深さが味。気を抜くとすぐにミスしてしまうアーケードスタイルのゲームであり、集中力も相応に求められる内容。見た目はやたらと地味ではあるが、出来そのものはかなり良い部類に入ると思う。タイトーは『スペースインベーダー』のアレンジゲームとか沢山出してるけども、『クイックス』や本作みたいなのもまた出してくんないかなー…(一応PSPとかで出てるのはあったが、そちらはロード地獄とかであんま出来は良くなかった)。

掲載日:2011年1月2日
更新日:2023年9月5日


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