チャンピオンシップラリー
メーカー:インテック
機種:PCエンジン SUPER CD-ROM2
発売年月日:1993年8月6日
価格:7800円
ジャンル:レース(2D)


執筆:アルツ社長

映像 音楽 快適性
&操作感
独自性 難易度・
バランス
ボリューム 総合評価
57
プレイ時間…3〜4時間程度
※映像〜ボリュームは10点満点、総合は100点満点
うん良いよ! たぶんダメ。
・スピード感があって良い。この時期ともなるとスーパーファミコンで拡大縮小機能を活かした自視点からのレースが主流になっていった感があるが、この見下ろしスタイルもちまちましてる部分はあるけど、純粋なスピード感は引けをとらない感あり。障害物にぶつからずにスピードを維持さえできれば(ちょームズいけど)疾走感はかなりのもの。

・コーナーでぐわんっっと後輪が外側に振り回されるような挙動は結構好き。慣性が強めに残るんで直線で真っ直ぐ走るのが難しいって欠点はあるけども。

・右に左にと忙しく振り回されるが、基本は上方向に進めば間違いないので、その点では分かり易く、ユーザーに優しい。
・これは…ちょっと…いやぁかなり…難しいよ!!本選に行けねー!!なんかCOMのマシンに抜かれっぱなしだし、ミスせず走破しても基準タイムに間に合わないし…。セッティングいじる必要があるにせよ、それぞれのパーツに付いてる数字について一切解説が無い!数字が大きい方が良いのが小さいのが良いのか?ま、試してみたら数字がでかいほど速いっぽいんですけども。…これ、資金って概念ないから素直に数値MAXにしちゃえばいいよね?

・多少走ってみると、重要なのはいかに入り組んだカーブで地形にハマらないかどうかって事あたりに落ち着き、他のマシンとの駆け引き云々ってのは割とどうでもいい話って結論に落ち着く。…えーと、それでいいのか?もういいや、いい事にしようっと(苦笑

・初期の標準パーツでも基準タイムに間に合わないのに、それより速度が出ない低速のパーツが沢山…。これらって必要あんの?あるなら教えて欲しいし、無いなら何でそんなややこしいもん選択肢に残してあるのか、やっぱり教えて欲しい。アクションゲームなら、穴を絶対飛び越えられないキャラを選択肢にずらりと出してるようなもんだよ?なんで?隠された性能とか何かがあるのか、是非、是非!(苦笑

・BGMは正直あんまり印象に残らない。せっかくCD-ROM使ってるのに音質が良いとか感じられないのが残念だったり。

・90年代半ばに据え置き機で出たレースゲームとしてはボリューム的にはかなりあっさりしてる印象がある。
感想ですけん。
 レースゲームとしては、古典的な見下ろし型の進化系(ってそんなにファミコンとかの同ジャンル作品から進化してる点が見られるわけでもないけども)という感じ。ちまちましてるこのタイプのレースゲーにはありがちの見た目もあって新鮮味は無い。ただ、慣性が強めに残って振り回されるような挙動は結構ユニークで楽しいし、スピード感は思ったよりもある。
 一方で、ルートが複雑に曲がりくねっているためにぶつからずに走るがやたら難しい。また、初期の状態で普通に走るだけでは大概規定時間に間に合わずカスタマイズする必要があるのだが、その点についての解説らしい解説がゲーム内では無いため、必要以上にあれこれやり直す必要が出てくるのがめんどくさくもある。

掲載日:2014年2月10日


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