北斗の拳 世紀末救世主伝説
メーカー:バンダイ
機種:プレイステーション
発売年月日:2000年10月26日
価格:5800円
ジャンル:アクション


執筆: こうちゃ関西営業所長

映像 音楽 快適性
&操作感
独自性 難易度・
バランス
ボリューム シナリオ 総合評価
8 9 6 7 6 7 7 71
プレイ時間…15時間程度
※各項目は10点満点、総合評価は100点満点
アタァ!良いところ!!
・北斗の拳の初めからラオウ最終戦まで、フルポリゴン&フルボイスで一通り演じている。カメラワーク、背景の作り込み、効果音等、ありとあらゆる所がとても細かく作り込まれており、北斗の拳に対する愛がとても感じる。

・ボイスはアニメ版や劇場版で声を担当した方々が声を担当しており、違和感なく白熱の演技を聞く事ができる。

・『リアルタイムあべし』というシステムが大変面白く、敵にトドメをさすタイミングによって断末魔が変わるという独特のシステムはかなりツボにハマる。

・本編の映像はそのまま、ボイスのみを自由に入れ換える『世紀末シアター』がまたもや面白い。台詞の数も凄まじいので入れ換えを駆使して、オカマなケンシロウを作ったり、アミバの声のトキを作ったりととても傍若無人に遊ぶ事ができる。

・おまけの一つである対戦モードで使えるキャラは多めで、技も原作のイメージを崩さないような出来になっている。
ホアタァ!悪いところ!!
・QTEの色合いが強く、しかもタイム制限がキツめに設定されているのでQTE苦手な人にはクリアがかなり難しくなると思われる。

・原作の全てを再現できている訳ではないので、一部ストーリーが意味不明だったり意味合いが違ってしまっている時がある。

・初プレイの際、映像を飛ばす事が全く出来ない。映像がこのゲームの魅力なので、原作を堪能しきっていてゲームの映像を見たくないという人には少々苦痛かと思われる。

・ゲーム中でのアクションはカメラワークが悪く、最初の間は敵に攻撃を当てるのもままならない。さらにダッシュが方向キー二度押しなので移動面もあまりよろしくない。Lボタンは基本的に使わないのでLボタンがダッシュボタンならまだ良かっただろうに…。
アータタタタタ!コメントォ!!
 制作者の北斗の拳に対する愛が異常なゲーム。原作の雰囲気を壊す事は全く無く、それでいてこのゲームならではのオリジナル要素も良い出来に仕上がっている。

 一部ストーリーが削られていたり、アクションやQTEが難しいという壁もあるものの、北斗の拳ファンの人には嬉しい要素がたっぷりである。クリア時間はそこまで長くはないが、世紀末シアターでふざけた映像を作るのは楽しく、ふと思い出した時にプレイしてみても安定した面白さがあるキャラゲー。

掲載日:2016年5月30日


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