バディムス
メーカー:ソフトバンク
機種:プレイステーション
発売年月日:1996年5月10日
価格:5300円
ジャンル:パズル(落ちモノ)


かいたひと : アルツ社長

映像 音楽 快適性
&操作感
独自性 難易度・
バランス
ボリューム 総合評価
38
プレイ時間・・・2〜3時間程度
※映像〜ボリュームは10点満点、総合は100点満点
嗚呼、良き哉。 悪ひ也。
・どこか古代遺跡チックな雰囲気でまとめられたグラフィックがいい味出してる。

・ブロックの消える条件が厳しく操作性も良くないが、操作方法自体はごくシンプルなので馴染むのに時間はかかならないと思う。
・ルールが厳し過ぎ。落ちてくるブロックは縦のブロックと横のブロックの2種類で直方体。赤と白の三角形の模様が付いてて、回転させることで模様の位置をずらして落とす場所を決めてくのだが、これがどうにもムズい。ブロックを消すにはブロック同士を巧く組み合わせて正方形を作らないといけないのだが、条件が厳しいせいでちょっと待ってる種類のブロックが降らないとブロック自体がフィールドに溜まり過ぎてどうにもならなくなる。一度追いつめられると逆転要素が無いのも展開的に地味。仮に運よく連鎖消しが決まってもイマイチ爽快感も無いんだな。

・全体的にボリュームが無い。パズルゲームだから別にボリュームで押してこなくても良いとは思うけれど、ついつい遊び続けてしまう中毒性のカケラも無い。落ちモノ系パズルには普通にある対COM戦が用意されてないのも物足りない。ナンダカンダで色々物足りない。

・操作性が劣悪。ピースの動きがいちいち引っ掛かったような挙動でストレスたまりまくり。もうちょいサックリ動かせてもいいではないか!?
感想じゃ
 テトリスの共同作者である若き天才バディム・ビクトロビッチ・ゲラシモフ氏(このソフトが出た時点で26歳!)が手掛ける10年ぶりの新作!!!!・・・・・・らしいのだが、面白くないです、コレ。ホントにテトリスの人なの!?(・・・まあ、メインデザイナーのパジトノフの作った『ハットリス』とかも大したこと無かったので、逆に『テトリス』がまぐれ当たりだったのかもしれんけど)

 このバディムス、ブロックが消える条件がアホみたいに厳しい(ブロックに描かれている図柄を組み合わせて同色の正方形を作る)のが辛い。連鎖はルールをしっかり体に染み込ませた上でほぼ固定の形に組み上げなければならず、こちらも条件が厳し過ぎ。操作性もコントローラが壊れたかと思うくらいモッタリ重くて快適性も何も無し。古代エジプト文明チックななんとも独特の味のあるグラフィックは雰囲気があって良く出来ていると思うが、それ以外に良い所が思い浮かばない・・・。
 他と違う物を作ろうとする気概は良し。同じようなゲームばっかりじゃ皆飽きちゃうかもしれないしね。でもゲームなんだから遊んで面白い物でないと困る。もうちょっとユーザー目線でモノを作っていただきたい!

掲載日:2012年4月9日


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